【幸せなシニアの習慣】50代60代がやめた10のこと|手放す練習で幸福度が上がる心の捨て活
新緑がまぶしい五月、お庭の若葉やベランダの草花が日に日に色を濃くしていく季節になりました。窓を開けると爽やかな風が吹き込み、心まで洗われるような気持ちになりますね。皆さま、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。シニア世代の暮らしを整えるお手伝いをしている、すみ子でございます。
この時期は冬の重たい衣類を片付けて、夏に向けてクローゼットを軽くしていく方も多いのではないでしょうか。お部屋がすっきりしてくると、不思議と心まで軽やかになっていくものでございます。実はこの「手放す」という行為、お洋服や雑貨だけではなく、私たちの心の中にもとても大切なことなのでございます。
人生後半を迎えますと、若い頃には気にならなかった小さなことが、なぜかずしりと心に重くのしかかってくることがございます。やりたいことが思うようにできない、なんだか気持ちがモヤモヤする、そんなふうにお感じになる方も少なくないはずでございます。実はそれ、長年の癖で無意識のうちに続けてしまっている習慣や思い込みが、心のエネルギーを少しずつ奪っているからかもしれませんよ。
今日は「幸せなシニアライフを送っていらっしゃる方が手放した十の習慣」と、その手放すための具体的な練習方法を、すみ子と一緒に見てまいりましょう。一つひとつ、ご自分に当てはまるものがないか、新緑の風に吹かれながら、ゆったりとした気持ちで読み進めてくださいませ。
一つめ、見栄を張る習慣を手放しましょう
誰だって人によく見られたいものでございますし、世間体だって気になりますよね。すみ子もそうでございます。でも、見栄を張る場面が多くなりますと、自分らしさが出せなくなり、心のゆとりが失われて疲れてしまうのでございます。逆に見栄を張ることを手放すと、周りの評価に振り回されず、心が軽く、自分らしく生きられるようになりますよ。
手放すための練習の一つめは、SNSは情報収集や楽しみだけに限定すること。「素敵だな」と良い気分で楽しめるなら、もちろんご覧になっていただいて構いません。でも「羨ましい」「ずるい」といったモヤモヤを感じた時は、すぐに見るのをおやめくださいませ。二つめは、高価なものや流行に無理に合わせないこと。本当に自分のために買いたいのか、誰かの目を気にしての買い物なのか、少し立ち止まって考えてみるのがおすすめでございます。三つめは、自分が心地よいかを優先すること。「私は今どう感じているかしら」と、自分の心を観察する癖をつけてくださいませ。それでもついつい見栄を張ってしまった時は、自覚をして翌日からまた気をつければ大丈夫。決してご自分を責めないでくださいね。
二つめ、人と比べる習慣を手放しましょう
つい人と比べてしまうこと、ございますよね。「隣の芝生は青く見える」と申しますように、焦ったり落ち込んだりするのも自然なことでございます。でも比べ続けてしまいますと、焦りや不安、自己否定につながってしまいます。逆に手放しますと、自分の人生に集中でき、心穏やかに過ごせるようになりますよ。
練習の一つめは、自分の過去と今を比べる「自己比較」に切り替えること。比べるなら他の誰かではなく、過去のご自分とで十分でございます。二つめは、日記やメモで小さな達成を記録すること。何でもない日常の小さな行動や気持ちを書き留めておくと、自分の変化に気づきやすくなります。それでも人と比べてしまった時は、ご自分の成長や楽しみを一つ思い出して、気持ちの向かう方向を切り替えてみてくださいませ。
三つめ、嫌な気持ちを引きずる習慣を手放しましょう
嫌な気持ちを持ち続けてしまうこと、誰にでもございますよね。思い出したくないのに、ついつい頭に浮かんできてモヤモヤしてしまう。でもそれを引きずっていますと、貴重な時間と心のエネルギーを浪費してしまいます。手放すと、過去にとらわれず毎日を軽やかに過ごせるようになりますよ。
練習の一つめは、嫌なことを紙に書き出してビリビリに破いて捨てるなど、手放す儀式を行うこと。誰かに見せるものではございませんから、ちゃんとした文章でなくて大丈夫。頭に思い浮かぶままに書き出した後で、紙をビリビリに破ってポイっと捨てましょう。ちょっと気持ちが軽くなるのを感じるはずでございます。二つめは、深呼吸や散歩で気持ちを切り替えること。「もう考えないでおこう」と意識するだけでは、なかなか頭から離れてくれないものでございます。そんな時は体からのアプローチがおすすめ。深呼吸をしたり、ラジオ体操をしたり、散歩に出かけて歩いてみたり。体を動かしているうちに、少しずつ心がほぐれてまいります。また嫌な気持ちを思い出しても「ああ、また出てきたな」と受け止めて、出てくるたびに練習を重ねれば大丈夫でございますよ。
四つめ、人に期待する習慣を手放しましょう
誰かに期待してしまうこと、無意識についついやってしまいがちでございますよね。家族など身近な人ですと、どうしても期待したくなるものでございます。でも過度に期待しますと、それをしてもらえなかった時のストレスが大きくなり、ご自分にダメージを与えてしまいます。手放すと、自分自身に意識を向けやすくなり、人生を主体的に楽しめるようになりますよ。
練習の一つめは、「こうしてくれたら嬉しい」程度に考えること。「こうしてほしい」「こうするべき」を、「してくれたらラッキー」くらいの意識に変えてみてくださいませ。二つめは、察してほしいと感じた時こそ、してほしいことを言葉で伝えること。どれだけ近しい存在でも、やはり言葉で伝えることが大切でございます。「もう察してよ」と感じた時こそ、具体的に、そして穏やかな言葉でお伝えくださいませ。期待してしまった時は深呼吸してリセットするか、相手になるべく穏やかな言葉でお伝えしましょう。
五つめ、不要な情報を入れる習慣を手放しましょう
つい気になってニュースやSNSを見すぎてしまうこと、ございますよね。「知らなきゃ不安」という気持ちも自然なことでございます。でも情報を入れすぎますと、不安や焦りが増えて疲れてしまいます。自分には関係のない不要な情報を手放しますと、心に余裕が生まれ、大切なことに集中できるようになりますよ。
練習の一つめは、ニュースに触れるのは一日一回にすること。何度もチェックしなくても、最低限の必要な情報だけで十分でございます。二つめは、SNSのフォローや通知を整理すること。たくさんフォローしすぎていたり、通知が多すぎたりする場合は、思いきって整理いたしましょう。余計な刺激を減らすことで、心が落ち着いてまいります。ついつい見すぎてしまった時には「一日SNS断食」「一日ニュース断食」もおすすめでございます。スマホから離れたり、無意識につけているテレビを消して過ごしてみてくださいませ。
六つめ、完璧主義を手放しましょう
「完璧にやらなきゃ」「ちゃんとしなくちゃ」。真面目で誠実な方ほど、ついついそう思いがちで、ご自分を追い込んでしまいます。でも完璧を目指しますと、心も体も疲れてしまいやすくなります。そして誰にとっても、完璧にすることはとても難しいことなのでございます。完璧主義を手放すと、肩の力が抜けて心地よく過ごせるようになりますよ。
練習の一つめは、「七割でOK」を合言葉にすること。完璧を目指さず、七割を目指しましょう。完璧主義の意識が強い方は、五割を目指すくらいでもよいくらいでございます。余力、余白、ゆとりを残すことを意識してみてくださいませ。二つめは、小さな「できた」を記録すること。小さなことでも「ここまでできた」と確認することが、ご自分を支えてくれます。完璧主義の方はやったことを過小評価したりスルーしがちですから、手帳やノートに記録するのがおすすめ。見返してみますと「あら、意外といろいろやっているわ」と気づくはずでございます。そして「頑張ったね、よくやったね」とご自分を褒めてくださいませ。
七つめ、全部やろうとする習慣を手放しましょう
「あれもこれも全部やらなくちゃ」と思ってしまうこと、ございますよね。責任感が強い方ほど、つい抱え込んでしまいます。でも全部やろうとしますと、気持ちが焦ってしまい、疲労やストレスが増えてしまいます。「全部やりたい」を手放すことで、体力や集中力を効率よく使えて、余裕を持って過ごせるようになりますよ。
練習の一つめは、一日三つだけ優先タスクを決めること。やることを絞ると集中しやすく、達成感も得やすいです。毎朝「今日絶対やりたいこと」を三つだけメモや手帳に書き出しましょう。もしできなくても「また明日したらいっか」と思える柔軟さも大切でございます。二つめは、やらなくてもいいことを見つけること。「あれもこれもやらなくちゃ」と思っていることを、本当に全部する必要があるのか、一度見直してみましょう。「これはしなくてもいいかも」「私がやらなくてもいいかも」と思えるものが、きっといくつか見つかるはずでございます。できなかった時には「ここまではできた」と、ご自分を褒めてくださいね。
八つめ、人前で焦りやイライラを出す習慣を手放しましょう
人前で焦ったり、イラっとした態度になってしまった、そんな経験のない方の方が少ないはずでございます。特に女性はホルモンバランスの変化の影響もあり、そういった感情になりやすいもの。でも感情を爆発させてしまうと、ご自分も周りも疲れてしまいます。手放すと心が平穏になり、周りの方とも穏やかで幸せなコミュニケーションが取れるようになりますよ。
練習の一つめは、深呼吸をして少し離れること。「私、焦っているな」「イライラしているな」と気づいた時に、まずは深呼吸。そしてできる状況なら、お手洗いに行くなどしてその場を少し離れる。それだけで、ちょっと余裕が生まれます。二つめは、笑顔でやり過ごすこと。気持ちがついてこなくても、ひとまず口角だけは上げておく。楽しいから笑顔になるのはもちろん、笑顔を作ることで心が少し落ち着くこともございます。つい焦ったり怒ってしまった時は「今日は焦ったな、イライラしちゃったな」と振り返り、「次に活かそう」と思うだけで十分。トライアンドエラーを繰り返すうちに、少しずつ自己コントロールできる場面が増えてまいりますよ。
九つめ、誰かに合わせすぎる習慣を手放しましょう
ついつい周りの方に合わせてしまうこと、ございますよね。空気を乱したくないと思って、誰かの役に立ちたいと思って、優しい方ほどご自分を後回しにしてしまいます。でもいつもいつも周りに合わせてばかりですと、心が疲れてしまいます。手放すと、自分を軸にして、自分を大切にした毎日を送れるようになりますよ。
練習の一つめは、自分のスケジュールや気力体力を優先すること。「今の自分は大丈夫かしら」と心の中で確認してみましょう。「大丈夫じゃないな、ちょっとしんどいな」と感じた時は、無理しないことが大切でございます。介護やお仕事などで誰かのペースに合わせることが多い状況の方も多いかと存じます。そんな方こそ、しんどいなと思った時には決して無理せず、一日の中で少しでも自分優先、自分のためだけの充電時間を作ってくださいませ。二つめは、断る勇気を持つこと。小さなノーを伝えることがご自分を守ります。全部誰かのペースに合わせなくても、全部引き受けなくても大丈夫。心と体と時間に余裕がある時に、誰かのペースに合わせてあげられたら十分でございます。合わせすぎてしまった時は「お疲れ様、頑張ったね」とご自分自身を労ってくださいね。
十め、無駄なお金を使う習慣を手放しましょう
「欲しいから」「安いから」「お得だから」とお金を使ってしまうこと、ございますよね。人は欲しいと思うと「今すぐ手に入れたい」「今手に入れないと損してしまうかも」と思ってしまうものでございます。でもその時の気分で焦って買いますと、後悔やストレスにつながってしまいます。無駄なお金の使い方を手放して、本当に必要なもの、欲しいもの、やりたいことにお金を使うと、幸福度がぐっと上がりますよ。
練習の一つめは、時間を置いてから購入を決めること。「欲しい」と思うものに出会ったら、その衝動のまま勢いで買わずに、時間が経って気持ちが落ち着いてから「本当に欲しい、必要かしら」と問いかけて、購入の判断をしましょう。意外と「やっぱりいらないかも」と思うことも多いものでございます。もちろんやっぱり欲しいと思うものは買ってOK。きっと良いお買い物になるはずでございます。二つめは、欲しいもの・やりたいことリストを作ること。書き出すと、ご自分が本当に欲しいもの、やりたいことが何なのか把握できるようになります。すると「あれを買いたいから、これを買うのはやめておこう」と、衝動的にお金を使うことを防ぎやすくなり、充実したお金の使い方につながります。ついお金を使ってしまった時には、その分思いきり使う、楽しむ工夫をいたしましょう。
習慣を手放して、軽やかな人生後半を過ごしましょう
以上、心の捨て活、人生後半に幸せな方が手放した十の習慣についてお伝えいたしました。一つめ、見栄を張る。二つめ、人と比べる。三つめ、嫌な気持ちを引きずる。四つめ、人に期待する。五つめ、不要な情報を入れる。六つめ、完璧主義。七つめ、全部やろうとする。八つめ、人前で焦りやイライラを出す。九つめ、誰かに合わせすぎる。十め、無駄なお金を使う。あなたがついついやってしまっている習慣はございましたか。
これらの習慣を少しずつ手放していくと、心がぐっと軽やかになります。無理に背伸びすることなく、自分らしく過ごせるようになり、人とのつながりも、心地よい関係だけが残っていくものでございます。五十代、六十代、七十代はまだまだ変化できる、成長できる年代でございます。新緑がまぶしいこの五月、衣替えと一緒に心の中も少しずつ整理して、人生後半を自分らしく、楽しく、心地よく過ごせる時間を増やしていってくださいませ。
すみ子も日々、十の習慣を一つずつ手放す練習をしながら過ごしております。完璧にできなくて当たり前、できる日もあればできない日もあるのが人間らしいところ。新緑の風に背中を押されながら、ご一緒に少しずつ参りましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。





