【50代終活の買わない習慣】60歳過ぎたら買ってはいけないモノ|家族に迷惑をかけない断捨離と買い物の見極め方

断捨離
桜が散ったあとの静かな庭で、買い物リストを見直すシニア女性の手元
新・片づけ術「断捨離」(やましたひでこ)

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窓を開けると、桜の花びらがすっかり地面に降りつもり、若葉の緑がいっせいに芽吹いてまいりました。庭先のチューリップは少しずつ花びらを閉じ、かわりにつつじのつぼみがふくらみはじめております。四月の終わりの空気は、春の華やぎから初夏の落ち着きへと、静かに移り変わってまいりますね。風に乗って届く土の香りに、なんだかほっとした気持ちになる、そんな朝でございます。

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お手持ちのスマホで聞き流ししながら、家事のお供にどうぞ。

こんにちは、皆さま、お変わりございませんか。片付けマダムすみ子です。今日はこの季節の変わり目に、ぜひ一度立ち止まって考えていただきたいお話をお持ちいたしました。テーマは「50代を過ぎたら買ってはいけないモノ」。捨て活、断捨離をどんなに頑張っても、なぜか数ヶ月後にはまた物が増えている。そんなご経験はございませんか。実はそれ、片付けが下手だからでも、意思が弱いからでもないんでございますよ。

捨てても捨てても物が戻ってくる本当の理由

断捨離を頑張って、ずいぶんたくさん手放した。お部屋がすっきりして、心まで軽くなった。それなのに三ヶ月後、気づけばまた物が増えている。原因はたったひとつ、家に物が入ってくる「入り口」を変えていないからでございます。出口をいくら広げても、入り口がそのままなら、お家は必ず元に戻ってしまう。穴のあいた船から水を一生けんめい外に出している、それと同じ状態なんでございますね。リバウンドのしくみについては100個捨てても変わらない理由もあわせてご覧ください。

そしてもうひとつ、知っておいていただきたいことがございます。ついつい買ってしまうのには、はっきりとした理由があるんでございます。「お得」「便利」「家族のために」、こういう言葉に反応してしまうのは、あなた様が真面目で、家族思いで、損をしたくないと思っていらっしゃるから。決して意思が弱いのではなく、むしろ誠実な方ほど、この罠に陥りやすいんでございますよ。

ですが、月に三万円の無駄買いをなくすだけで、一年で三十六万円が手元に残ります。今日はそんな「ついつい買ってしまうモノ」を、二十項目にわたって一緒に見ていきたいと思います。

寂しさと不安が買い物を呼び込む心の仕組み

お子様が独立されて、家がしんと静かになった。定年を迎えて、急に手帳の予定が消えた。長年続けてきた役割が、ふっと無くなる。その変化は、思った以上に心にぽっかりと穴を開けるものでございますね。立ち寄ったお店で、つい何かを手に取ってしまう。スマートフォンで通販のページをなんとなくスクロールしていたら、気づいたらカートに入れていた。これは衝動買いでも老化でもなく、心の隙間を埋めようとする、ごく自然な反応なんでございます。

新しい物を手に入れた瞬間、脳のなかにドーパミンが出て、ふっと気持ちが軽くなる。でもその感覚は長くは続かず、一日もすればまた、もやっとした空白が戻ってまいります。これは意志の力でどうにかなるものではなく、脳の仕組みそのものなんでございますね。「お得」「便利」「今だけ半額」、こういった言葉に胸がざわっとするのは、老後への漠然とした不安が、安いうちに備えなければ損だという気持ちを刺激するからでございます。けれど冷静に考えると、送料無料のために買った不要な物、まとめ買いで押入れを占領した使いきれない日用品、この山が家のスペースもお財布の中身もじわじわ削っているんでございますよ。

日常に潜む「お得」と「便利」の罠

まず最初の七つは、ごく普通の日常に潜むお得・便利の罠でございます。一つ目は百円ショップの収納グッズ。整理しなければと思い立った日に立ち寄って、積み重ねボックスや仕切りを一気に買って帰る。ところが数週間後、空のケースが部屋の隅に積み上がっている、そんな経験はございませんか。片付けるために買ったはずが、それ自体が片付かない原因になる。これが収納グッズの怖いところでございます。整理とは物を箱に詰めることではなく、必要なものだけを手元に残すこと。百円とはいえ十個買えば千円、月に二回足を運べば年間二万円を超えてしまうんでございますよ。

二つ目は特売日のまとめ買い。ポイント五倍、まとめで一割引きという日に、洗剤やシャンプー、ティッシュペーパーをカートに山積みになさったことはございませんか。気づけば押入れの奥に洗剤が五本、シャンプーが四本、ティッシュが十箱以上。在庫を把握するだけで頭の片隅がずっとざわついて、「あれ、まだあったかしら」とうっかり二度買いしてしまうこともございますね。さらに保管スペースの問題で、棚を買い足し部屋が狭くなる。お金だけでなく空間まで削られていくんでございます。

三つ目は大容量・大袋の食品でございます。あるお客様は、業務スーパーで特売の冷凍野菜と大きな鶏肉のパックを買い込み、その日は使ったものの、残りは冷凍庫の奥で忘れ去られ、数ヶ月後に霜だらけで出てきたとおっしゃっていました。お二人暮らし、お一人暮らしの場合、大容量はお得どころか食品ロスと罪悪感を生む原因になりがち。買い物カゴに入れる前に「本当に食べきれるかしら」と一度だけ自分に問いかけてみてくださいませ。

四つ目は送料無料のための追加の品。「あと三百円で送料無料」という表示のために、何かを探し始めたご経験はございませんか。たった三百円のために、結局それより高い千円のものをカートに入れてしまう。しかもついでに買ったものほど、使わずに引き出しの奥で眠ってしまうものでございますね。送料は素直にお支払いになったほうが、結果的に安くなることが多いんでございますよ。

五つ目は深夜の通販番組の健康器具。夜なんとなくテレビをつけていたら、「これで腰痛が楽になる」「足腰が弱くなる前に備えておきましょう」と語りかけてくる。今なら特別価格、今日だけ送料無料。気づけば電話をかけていた、そんな経験はございませんか。届いた器具は最初こそ使うものの、二週間もすれば部屋の隅に追いやられ、やがて洗濯物をかける台になっていく。大型のものは廊下や寝室の動線をふさぎ、夜中にぶつかって転倒する危険さえあるんでございますよ。

六つ目は流行りの最新調理家電と便利グッズ。ノンフライヤー、電気圧力鍋、自動かき混ぜ調理機、スムージーメーカー。「これがあれば料理が楽になる」と思って買っても、調理台の上にはすでに電子レンジや炊飯器、トースターが並んでいて、新しい家電を置く場所などどこにもないはずでございます。戸棚の奥に押し込んだ結果、出すのが面倒で使わなくなり、一万円二万円の家電が棚の肥やしに。みじん切り器や卵の黄身専用スライサーといった小物も、引き出しがパンパンになり、肝心の調理器具が取り出せなくなる原因でございます。

七つ目は痩せたら着る小さい服。「セールで安いし、痩せたら着られるかも」とレジに向かったことはございませんか。クローゼットの奥にタグもついたままの服が眠り、開けるたびに「まだ痩せていない」という小さな罪悪感がよぎる。あるお客様は、二十年以上前にセールで買ったままのワンピースが三着あると、苦笑いしながら話してくださいました。タグがついたままということは、一度も袖を通していないということ。本当にお得な買い物だったのか、もう一度考えてみる価値がございます。クローゼットの整理は「痩せたら着る」を手放す新習慣もご参考に。

不安と見栄が招く「もったいない」の罠

続いて、不安や見栄から手放せなくなってしまう七つでございます。八つ目は効果のはっきりしない定期購入のサプリメント。最初の一ヶ月はなんとなく調子がいい気がするのに、三ヶ月経つと効果があるのかよくわからなくなる。それでも「やめたら体調が悪くなるかも」「ここまで続けたのにもったいない」という気持ちで、解約できずにいる方が多くいらっしゃいます。月に三千円のサプリでも、一年で三万六千円。今飲んでいるものをテーブルに並べて、本当に効果を実感しているか確かめてみてくださいませ。判断に迷うときは、かかりつけのお医者様に相談なさるのが一番確かでございます。

九つ目は「いつか読む」と積んである本。超訳本、血糖値を下げる食事、認知症予防のための習慣、六十代からの筋トレ入門。健康への関心が高い方ほど、こういった本に手が伸びますね。買った瞬間に脳が「知識を得た」と錯覚してしまうので、実は買っただけで満足してしまうことが多いんでございます。あるお客様は健康本だけで段ボール三箱分あり、読んだのは三割ほどとおっしゃっていました。本当に必要な知識は、図書館で借りてから判断する、あるいは一冊読み切ってから次を買う。それだけで本の山は二度と生まれません。

十番目は少しの不調で買った市販薬でございます。頭が痛い、胃がもたれた、鼻水が出る。そのたびにドラッグストアへ走り、家の在庫を確認しないまま買って帰る。気づけば鎮痛剤が二種類、胃腸薬が三種類、開封済みの風邪薬が四箱。期限切れの薬は効果が薄れているばかりか、保存状態によっては成分が変質して、本来の効果が得られないこともございます。本当に体調が悪いときに、どれが期限内かを探すところから始めるのは避けたいですよね。一度すべて出して期限を確認し、よく使う薬だけを一まとめにしておくだけで、いざというときの安心感が生まれます。

十一番目は来客用に買ったブランド食器。結婚記念日に奮発したカップ&ソーサー、旅先で一目惚れした有田焼の茶碗セット。「お客様用に」としまい込んだまま何年も経っていらっしゃいませんか。お子様が独立され、ご友人を招く機会も以前より少なくなっておりますね。「いつか使う」が「一生使わない」に変わっていく典型でございます。毎日お使いになる食器は、気兼ねなく扱えるシンプルなものが一番。本当に使いたいものが取り出しにくくなっていないか、一度食器棚をお開けになってみてくださいませ。

十二番目は趣味のために揃えた道具一式。「これを機に始めてみよう」と思い立ったとき、真面目な方ほど最初から本格的な道具を揃えてしまわれます。水彩画セットを一式購入、ゴルフのクラブを十四本揃えた、陶芸用の専用工具をネットで一括購入。揃えた瞬間の高揚感は確かにありますが、その後どうなったでしょう。趣味は道具が揃ってから始まるのではなく、やってみてから必要なものを少しずつ揃えていくもの。最初は安価なもので試して、続けると決めてから本格的に揃える。順番を変えるだけで、後悔を防げるんでございますよ。

十三番目は過剰な防災グッズのストック。備えることはとても大切ですが、不安だからという気持ちだけで買い足すと、押入れが防災グッズで埋まってしまいます。懐中電灯が四本、非常食が段ボール二箱、毛布が六枚、携帯ラジオが二台。問題は使用期限と管理でございます。非常食の多くは五年程度で期限を迎え、乾電池も二、三年で劣化いたします。いざというときに懐中電灯がつかない、非常食の期限が切れていた、それでは意味がございませんね。本当に機能する防災グッズとは、量ではなく、必要なものが期限内に管理されていることでございます。

十四番目はもっとも気づきにくい罠、使っていないサブスク。動画配信、音楽アプリ、オンライン英会話、ニュースの有料プラン。「お試し期間が終わったら解約しよう」と思ったまま何ヶ月も経っていらっしゃいませんか。月に五百円、千円、千五百円。一つひとつは小さくても、三つ四つ重なれば毎月三千円以上が口座から消えていく。一年で三万六千円以上でございます。物が増えるわけでも部屋が散らかるわけでもないので、じわじわと老後資金を削り続けます。今すぐクレジットカードの明細を開いて、毎月の引き落としを確認してみてくださいませ。

愛情が重荷に変わる「家族のため」の罠

ここから先は、もっとも切ないお話でございます。愛情から始まったはずの行動が、いつのまにか家族の負担になってしまう、そんな六つを見てまいりましょう。十五番目はお孫様のための過剰なおもちゃとお洋服。お孫様の顔を見るたびに、何か買ってあげたくなる。デパートのおもちゃ売り場で目を輝かせる姿を見たら、つい財布を開いてしまう。その気持ちは本当によくわかります。ですが、おもちゃが増えるたびに片付けるのは誰でしょうか。お子様世帯の負担になっていらっしゃるかもしれません。「ありがたいけど、もう置く場所が……」と思いながらも、親に遠慮して言い出せない、そんなすれ違いが多くのご家庭で静かに起きております。物を贈ることだけが愛情ではなく、一緒に公園へ出かける、絵本を一冊だけ選んで読み聞かせる。そんな時間のほうが、お孫様の記憶には深く刻まれるものでございますよ。

十六番目はお子様のために買いすぎた食材。「子供が帰ってくる」と聞いた瞬間から、頭の中は献立でいっぱいになる。好きだったあの料理、あれもこれも食べさせてあげたい。スーパーで大量に買い込んで冷蔵庫がパンパンになる。あるお客様は、息子さんが二泊三日で帰省したときに一週間分くらい用意してしまい、食べきれなかった分を持って帰らせようとしたら「荷物が重くなるから嫌だ」と顔をされてしまった、と寂しそうにお話しくださいました。お相手が本当に求めているのは食材の量ではなく、一緒に食卓を囲む時間だったりするんでございますね。

十七番目は体のための大量の健康食品。テレビで青魚がよいと聞けばサバ缶を箱で送り、発酵食品が腸によいと聞けば甘酒や納豆を大量に贈る。「体にいいから食べなさい」という気持ちは紛れもなく愛情でございます。けれど受け取る側は、好き嫌いがあるかもしれないし、すでに別の方法で健康管理をしているかもしれない。冷蔵庫に入りきらず困っているかもしれません。健康食品は本人が必要と感じたときに自分で選ぶのが一番続きます。「何か欲しいものはある」と一言聞いてから動く。その小さな一言が、愛情がきちんと届く近道でございます。

十八番目はお子様がいつか使う収納家具。「いつか戻ってきたとき使うかも」「孫が来たときのために」と押入れに詰め込み、収納が一杯になると「もう少し収納があれば」とカラーボックスやタンスを買い足す。これは物を捨てずに保管し続けるということ。物が減らないまま収納だけが増え、家の床面積はどんどん狭くなり、通路がふさがれ、つまずく場所が増えていく。足元の障害物は転倒リスクに直結いたします。お子様にとってもう必要なものは、向こうから声をかけてくださいますよ。

十九番目は際限なく買い足す写真立て。リビングの棚に廊下の壁に、家族の写真が並んでいる。一つひとつに大切な思い出が詰まっていて、捨てるなんて考えられない。そのお気持ちはよくわかります。けれど写真立てが増えるほど、お掃除は大変になっていきます。一つひとつ持ち上げて埃を拭いて戻す。十個、二十個と並んでいたら、それだけで三十分以上かかることもございます。体力が落ちてくると細かい掃除は後回しになり、後回しになるほど埃が積もり、思い出の品がいつしか負担を生む存在になってしまうんでございます。アルバムやデジタルにまとめて、飾るのは本当に大切な一枚だけ。それだけで毎日のお掃除が楽になりますよ。

二十番目は過剰な季節行事の飾り。クリスマスには大きなツリー、お正月には門松と鏡餅、三月には雛人形。季節の行事を大切にする気持ちは素晴らしいことでございます。けれど毎年その作業をこなせる体力が、これからも同じようにあるでしょうか。重い箱を出し入れし、脚立に乗って飾り付けをする。五十代を過ぎると転倒や腰痛のリスクがじわじわ高まりますね。コンパクトなものへ切り替えるか、思い切って手放すか、一度だけ考えてみてもよいかもしれません。行事を楽しむ気持ちは、飾りの大きさとは関係ないんでございますよ。

心が豊かになる「買わない習慣」三つの心がけ

ここまで二十のアイテムを見てまいりました。「あ、これ自分のことだ」と思い当たるものはいくつございましたか。買ってしまったご自分を責めていただきたいわけではございません。その気づきこそが、暮らしを変える最初の一歩なんでございます。難しいことは何もございません。三つのことを心に置いておくだけで十分でございますよ。

一つ目は「足るを知る」という考え方でございます。買わない暮らしというと、我慢や節約のイメージがございますが、本当はそうではないんでございます。今あるもので十分に暮らせている、という気づきのこと。冷蔵庫を開ければ十分な食材があり、クローゼットを開ければ着る服があり、棚には読みたい本がある。実はもう十分すぎるほど持っている。そう気づいた瞬間、「もっと欲しい」という気持ちがすうっと引いていくものでございます。老子の言葉に「足るを知る者は富む」という一節がございますね。物が溢れる現代だからこそ、深く心に刺さる考え方ではないでしょうか。

二つ目は買い物のフィルターを持つことでございます。何かを買おうとしたとき、カゴに入れる前に三つの問いをご自分に投げかけてみてくださいませ。「本当に必要かしら」「最後まで使いきれるかしら」「家にあるもので代用できないかしら」。このたった三つの問いが、無駄な買い物を防ぐ最強のフィルターになります。特にネット通販では、カートに入れてから二十四時間待つ習慣が効果的でございます。翌日見返したとき「やっぱりいらないかも」と思えるものが、本当にたくさん出てまいりますよ。衝動的な欲しさは、少し時間を置くだけで自然に消えていくものなんでございます。

三つ目は安心感のよりどころを変えることでございます。これがいちばん大切かもしれません。物を買った瞬間の高揚感は確かにございます。でもその感覚は長続きせず、一日もすれば元に戻ってしまう。一方で、通帳を開いたときに残高がきちんとある、お部屋を見回したときに必要なものだけがすっきり並んでいる、押入れを開けても雪崩が起きない、こういう静かな安心感は一日では消えません。朝目が覚めるたびにじんわりと心を満たしてくれる、そんな安らぎでございます。物を買う瞬間の高揚感より、何も買わなかった翌朝の穏やかさ。そちらのほうがずっと豊かだと、気づいていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

今日からできる小さな一歩

大切なのは、完璧を目指さないことでございます。「今日から一切買わない」では続きません。「これは本当に必要かしら」と一度だけ立ち止まる、それだけで十分でございます。一日に一回の問いかけが積み重なって、一ヶ月後にはお部屋が、一年後にはお財布が、そして気持ちまでもが軽くなっていく。買わない暮らしは我慢の暮らしではなく、今あるものを丁寧に使い、本当に必要なものだけを手元に置く、これからの人生をもっとも豊かにする選択でございます。

浮いたお金は特別な使い道がなくてもよいんでございますよ。通帳の残高として残っているだけで、それは静かな安心感になります。その安心感こそが、老後の暮らしのなかで一番大切な財産なのかもしれません。今日からできる小さな一歩を、ひとつだけお伝えいたします。今夜、ネット通販のアプリをそっと閉じてみてくださいませ。それだけでよろしいんでございます。特売のチラシを見ても「本当に必要かしら」と一度だけ立ち止まる。その小さな積み重ねが、一ヶ月後、一年後の暮らしを確かに変えていきます。買わない暮らしを定着させたい方には「無駄な物を買わない」という最強の節約習慣もおすすめでございます。

物が少ない暮らしは、決して不便な暮らしではございません。必要なものがすぐに見つかる、お部屋を歩いてもつまずかない、通帳を見ても不安にならない。そんな暮らしが毎日を穏やかに、そして軽やかにしてくれるんでございますよ。四月の終わり、新しい風が吹くこの季節に、買い物の入り口を少しだけ細くしてみる。それだけで、お家のなかにも心のなかにも、ふわりと余白が生まれてまいります。あなた様の暮らしが今日より少しだけ軽やかになりますよう、片付けマダムすみ子は心より願っております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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