【キッチンの捨て活7選】50代から始める台所の片付け|料理も気分も楽になる手放し方

断捨離
新緑の季節にすっきり片付いたキッチンで気持ちよく料理を楽しむ50代主婦のイメージ
新・片づけ術「断捨離」(やましたひでこ)

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5月の連休が終わり、窓の外では新緑がきらきらと光り、台所の小窓から入ってくる風にも若葉の香りがほんのりと混ざるようになってまいりました。朝、ご飯を炊くお鍋から立ちのぼる湯気を見ながら「ああ、いい季節になったわねえ」と独り言をこぼす毎日でございます。

皆さま、お変わりございませんか。片付けマダムすみ子です。

「どこに何があるか、自分でも分からない台所」になっていませんか

新緑の風が気持ちのいいこの季節、ふと台所に立ったときに、こんなふうに感じてしまうことはありませんか。引き出しを開けるたびにごちゃっとしていて、どこに何をしまったのか自分でもよく分からない。お玉を探しているうちに、お味噌汁が煮立ちすぎてしまった。お皿を1枚出すために、上に重なったお皿を3枚どかさないといけない。そんな小さなストレスが、毎日の食事の支度のたびに積み重なっていきます。

「就活のために家を片付けたいと思っているけれど、なかなか動けない」「最近使っていないものがたくさんある気がする」と感じている方も、きっとたくさんいらっしゃることと思います。大丈夫でございますよ。あなたの片付けスイッチを、そっと押してくれる場所がございます。それが、ほかでもない、毎日立っているキッチンなのです。

今日は「もう迷わない、キッチンの捨て活7選。台所をすっきり片付けて料理も気分も楽になろう」というテーマでお話ししてまいります。なぜキッチンの片付けから始めるのがおすすめなのか、実際にキッチンを片付けて暮らしが変わった方々の声、そして今すぐ手放すべきキッチンアイテム7つを、ゆっくりとご紹介してまいりますね。

なぜ片付けは「キッチンから」がおすすめなのか

片付けを始めようと思ったとき、多くの方は押し入れや物置、思い出の写真の箱から手をつけようとなさいます。けれど、それは正直なところ、いちばん心が折れやすい場所でもございます。私がいつも声を大にしてお伝えしているのは、「迷ったらキッチンから始めてくださいませ」ということです。理由は2つございます。

1つ目の理由は、キッチンが暮らしの中でいちばん使用頻度の高い場所だからでございます。食べることは、生きていくうえで欠かせません。朝ご飯、お昼ご飯、晩ご飯と、1日に何度も必ず使うのがキッチンですよね。だからこそ、ここが片付いていると、片付けの効果をすぐに実感できるのでございます。

調味料がさっと取り出せる。お鍋やフライパンが迷わず出せる。シンクが広く使える。食器が出しやすく、しまいやすい。たったこれだけのことで、料理の手間も、後片付けも、そして気分まで、ぐっと楽になります。つまり、キッチンを片付けると、毎日の暮らしの快適さがその日のうちに変わるのです。これが大きなポイントでございますね。

2つ目の理由は、キッチンが意外なほど「片付けやすい場所」だからでございます。「えっ、キッチンって物が多くて、かえって片付けにくいんじゃないの」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも、実はキッチンこそ、片付けの第一歩にぴったりの場所なのですよ。なぜかと申しますと、キッチンにあるものは「使うか、使わないか」がとても判断しやすいからでございます。

たとえば、賞味期限の切れた調味料や乾物。これらは迷わず手放せますね。欠けてしまったお皿や、焦げついて使いにくいお鍋。「これはもう使えないから」と決断しやすいものです。何年も棚の奥で眠っている家電や調理器具。「この1年使わなかったのなら、もう今後も使わないわね」と割り切りやすいものばかり。思い出の品のように、気持ちの整理が必要なものが少ないので、いる、いらないの判断がしやすいのでございます。

だからこそ、片付け初心者さんや、これから就活の第一歩を踏み出したい方には、キッチンから始めるのがいちばんおすすめなのです。毎日使う場所だから片付けの効果を実感しやすい。判断しやすいものが多くて片付けやすい。この2つの理由から、まずはキッチンから物の整理を始めてみてくださいませ。きっと「片付けって、思っていたよりずっと簡単」と感じていただけて、片付けスイッチがすっと入ってくれるはずですよ。

キッチンを片付けて暮らしが変わった、ふたりのお話

ここで、実際にキッチンを片付けて暮らしが大きく変わったお二人の声を、ご紹介させてくださいませ。

まず、65歳のひろ子さん。ご主人と2人暮らしで、もともとお料理がお好きな方でございます。キッチンには、たくさんのお鍋や食器が並んでいたそうです。ひろ子さんは、こんなふうに話してくださいました。「料理が好きだから、と、ついつい気になる調理器具や素敵な食器を見つけては買い集めていたんです。気がつくと、何年も使っていないお鍋や、同じようなお皿がいくつもありました。最近は、あれどこにしまったかしらと探し物をすることも増えて、料理のたびにストレスを感じていたんです」。

そこで思い切って片付けに取り組まれたそうです。お鍋もフライパンも、よく使うものだけを残して、あとは処分。お皿も、今お気に入りのものだけを残されました。「そうしたら、料理を作るのはもちろん、調理器具や食器を片付けるのも、お掃除をするのも、本当に楽になりました。もともと料理は好きだったけれど、今はストレスがなくなって、もっと楽しくなりました」とのことでございました。素敵なお話ですよね。

続いて、70歳のかよさん。お一人暮らしでございます。かよさんも、こんなふうに話してくださいました。「私は若い頃から、もったいない癖があって、引き出物などのいただき物の食器も、スーパーの景品も全部取っておいたんです。だから1人暮らしなのに、食器棚はぎゅうぎゅう詰め。でも結局、毎日使うのは同じお茶碗とお皿だけでした」。

そんなある日、地震のニュースをご覧になって、「もし今、棚が倒れて食器が割れたら」と想像なさったそうです。きっと避難するときの妨げになるし、片付けるのも大変。それどころか、怪我をしてしまうかもしれない。そう思い至って、「この1年間使っているものだけを残す」とご自分でルールを決めて、整理を始められたのでございます。

「整理を始めた頃は、まだ使えるのに捨てるのはもったいない、という気持ちが出てきて、辛かったんです。でも、そのたびに『もったいないと安全、どちらが大切?』と自分に問いかけながら、ルールに従って処分するものと残すものを分けていきました」。その結果、収納棚の中はかなりすっきり。それどころか、複数あった収納のひとつを丸ごと手放すことができ、お部屋に余白が生まれたそうです。「棚を置いていた場所には今、観葉植物を飾って、お気に入りの空間になりました。片付けって、もったいないどころか、逆に心を軽く豊かにしてくれるんだなと実感しました」とおっしゃっていました。胸にじんと響くお言葉でございますね。

1つ目、使っていない調理器具を手放す

ここからは、今すぐ手放すべきキッチンアイテムを7つ、ご紹介してまいります。「あら、うちにもあるわ」と気づかれたら、ぜひこの機会に向き合ってみてくださいませ。

まず1つ目は、使っていない調理器具でございます。たとえば、昔買ったフードプロセッサーや、重すぎて出すのがおっくうになっている鉄鍋。「高かったから」「いつか使うかもしれない」と思って取ってあるけれど、結局何年も眠ったままになっているものはございませんか。

使わない調理器具は、それ自体が場所を取るだけではなく、そのせいで本当に必要なものを取り出しにくくしてしまいます。引き出しの奥に押し込まれた使わない品物のせいで、毎日使うお玉や菜箸を取り出すのに余計な手間がかかってしまっているのでございます。処分の目安は、1年以上使っていないもの。思い切って手放すと、キッチンがぐっと使いやすく変わりますよ。

2つ目、もらい物の食器とのお別れ

2つ目は、もらい物の食器でございます。結婚式の引き出物でいただいたけれど、実は好みではないお皿。お土産でいただいたけれど、使う場面のないカップ。「もったいない」と思って取っておいても、結局は棚の奥で眠るだけでございます。

そういった食器は、地域のフリーマーケットへの寄付や、リサイクルショップにお持ちになって、新しい持ち主の方に活用していただくのがおすすめでございます。「そんな機会はないわ」「持っていくのが面倒くさいわ」と感じる場合は、思い切って処分してしまいましょう。使っていない食器を置いていた収納のスペースが空くと、お気に入りの食器をゆとりを持ってしまえるようになって、毎日の食事の支度がずっと楽になりますよ。

3つ目、賞味期限の切れた調味料を見直す

3つ目は、賞味期限の切れた調味料でございます。固まってしまったスパイス、冷蔵庫の中にずっと眠っているドレッシング、半年前に開けたきりのお醤油などです。調味料は見た目では劣化が分かりにくいのですが、開封してしばらく立つと風味が落ちてしまい、お料理のお味にも影響してしまいます。また、衛生面でも気になるところでございますね。

半年に1回はチェックして、期限が切れたものは処分なさってくださいませ。この片付けの作業の中で、「買っても使い切れない調味料の傾向」が分かってまいります。「あら、私、和風のドレッシングはいつも残してしまうのね」「このスパイスは、結局使いこなせなかったわ」と気づくこと自体が、今後のお買い物のヒントになります。これは、おうちの食費を整える、立派な節約の第一歩でもあるのでございます。

4つ目、重複している調理器具をひとつに

4つ目は、重複している調理器具でございます。気がつけば同じサイズのフライパンが3つもある。似たような形のお鍋が2つもある。でも、実際によく使うのは、いつも決まったものだったりしませんか。

同じような調理器具でも、その中で「これがいちばん気に入って、いちばんよく使っている」というものが、必ずございます。思い切って、その1番使いやすいものだけを残し、残りは処分なさってくださいませ。お料理をするときに必要なものをさっと取り出せるようになると、調理時間そのものが短くなって、毎日の暮らしがずっと軽くなります。

5つ目、使いにくい収納用品や家具を見直す

5つ目は、使いにくい収納用品や家具でございます。たくさんのキッチン用品を収納するために買った収納ボックスや、追加で買い足した収納家具。もしキッチンの片付けが進んで、物が減って必要なくなった場合は、収納用品や家具そのものも、思い切って手放してしまうのも一つの手でございます。

物の量が減ると、工夫を凝らした収納や便利グッズに頼らなくても、シンプルな収納とスペースのゆとりだけで、ずっと使いやすくなるのです。むしろ、収納用品があると、つい「空いているから何か入れておこう」となってしまい、また物が増える原因にもなりかねません。空間そのものに余白を持たせる、これがすっきりとしたキッチンを保つコツでございます。

6つ目、古くなったスポンジや布巾を交換する

6つ目は、古くなったスポンジや布巾でございます。色が褪せてボロボロになったスポンジや、シミのついた布巾。「お掃除用にまだ使えるかも」と、ついつい取っておきがちですけれど、衛生面を考えますと、早めに手放すのが安心でございます。キッチンを清潔に保つことは、ご家族の健康を守ることにもつながりますからね。

スポンジ交換の目安は、3週間から4週間。少なくとも月に1回は新しいものに変えてくださいませ。期間だけではなく、スポンジの変色や傷みが目立ってきたら、早めに交換するのがおすすめです。布巾は毎日のお洗濯が基本でございます。匂いや汚れが気になってきたら、迷わず新しいものに交換していきましょう。50代60代になりますと、ちょっとした衛生のゆるみが、お腹の不調につながりやすくなります。「もったいない」よりも「健康が大事」、これを合言葉になさってくださいませ。

7つ目、使わない家電製品とお別れする

そして最後、7つ目は、使わない家電製品でございます。ホームベーカリーやノンフライヤー、電気調理鍋。買ったときはわくわくして、何度かは使ったけれど、最近は棚の奥で眠ったまま。そんなことはございませんか。

大きな調理家電は、とにかく場所を取ります。そして粗大ごみとして処分する必要があるなど、手放すのに手間がかかるものも多いのでございます。だからこそ、ついついそのままにしてしまいがちなのですが、ここで思い切ってしまうのが、キッチンの空気を変えるコツでございます。

もしまだ使えるのなら、フリマアプリやリサイクルショップに出すことで、必要としている方に喜んでいただけるはずです。早く手放したい場合や、フリマアプリへの出品やお店に持っていくのが面倒で後回しになりそうな場合は、迷わずまとめて粗大ごみに申し込むのがおすすめでございます。「いつかやろう」を「今月中にやろう」に変えるだけで、キッチンの景色がぐっと変わってまいります。

7つを手放したあとに広がる、軽やかな台所

以上、キッチンで今すぐ手放すべきもの7つを、ご紹介させていただきました。使っていない調理器具、もらい物の食器、賞味期限の切れた調味料、重複している調理器具、使いにくい収納用品、古くなったスポンジや布巾、使わない家電製品。「あら、うちにもあるわ」と思われたものが、いくつかおありだったのではないでしょうか。

キッチンの整理は、安全面や衛生面、そして健康的な食生活を送っていくうえでも、就活の一環としても、大切なステップでございます。毎日使う場所だからこそ、使わないものを手放すこと。そして、お気に入りだけ、本当に使うものだけを残すこと。それだけで、不思議と心にもゆとりが生まれて、暮らしやすさと快適さが底上げされてまいります。

「今日は冷蔵庫だけ」「今日はこの引き出しだけ」と、場所ごとに区切って取り組んだり、毎朝15分だけと時間で区切って、無理なく整理を始めてみてくださいませ。その小さな一歩が、ずっと後回しにしていた片付けスイッチを、すっと入れてくれるきっかけになるかもしれません。新緑の風が心地よいこの季節は、台所に立つのも気持ちのよい時期でございます。窓を開けて、お気に入りの音楽を流しながら、引き出しをひとつずつ、ゆっくりと整えてまいりましょう。

あなたのキッチンが、毎日料理をするのが楽しみになるような、軽やかで気持ちのよい場所に変わっていきますように。これからのあなたの人生が、ご自分らしく、心地よく、そして豊かになっていきますことを、心から願っております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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