【場所別手放しリスト100選 後編】50代60代の捨て活|キッチン・寝室・押入れの捨てるモノ厳選ガイド
新緑がまぶしい五月。窓を開けると、初夏のさわやかな風が部屋の隅々まで運ばれてきて、「そろそろお家の中も整えたいわね」と感じる季節でございますね。こんにちは。シニア世代の暮らしを整えるお手伝いをしている、すみ子でございます。今日もお越しくださいまして、本当にありがとうございます。
新緑の季節は、ものごとを始めるのにとても向いた時期だと、私は感じております。冬の間にうっすらと積もった埃や、なんとなく見て見ぬふりをしてきた場所も、明るい五月の光に照らされると「あら、ずいぶん溜め込んでしまったわね」と気づかせてくれるのですから。気づいた今こそ、手放しのチャンスでございます。
さて、今日は前回お届けした<前編>に続きまして、場所別手放しリスト厳選100選の<後編>をお届けいたします。前編ではキッチンやリビングなど、毎日使う場所の手放しリストを50個ご紹介いたしましたね。後編となる今回は、子供部屋、寝室、クローゼットや押入れ、書斎や趣味部屋、そしてベランダという、つい見て見ぬふりをしがちな場所を中心に、50個の手放しリストをご案内してまいります。前編と合わせて合計100個となりますが、場所ごとに区切って10個ずつ向き合えば、意外とすぐに達成できるものでございますよ。「ここならできそう」「これなら手放せそう」と思える場所から、気楽にお始めくださいませ。
その6 子供部屋編 思い出ごと整理する勇気を
子供部屋というのは、お子さんが小さかった頃から思春期、そして巣立った後まで、それぞれの時期の思い出が層のように積み重なっている場所でございます。小さな手で握ったクレヨン、夜な夜な広げていた漫画、夏休みの工作、卒業式の制服。どれもこれも、当時の笑顔や声がよみがえってきて、なかなか手放しにくいものですよね。私もよくお気持ちが分かります。
けれども、すべてを残しておくのは現実的に難しいのも事実でございます。お部屋の広さにも、私たちの管理できる量にも、限りがあるのですから。だからこそ、今使っているものと、本当に大切な思い出のものに絞っていきたいところでございますね。
ここでひとつ大切なポイントがございます。お子さんがまだご家庭にいらっしゃる場合は、必ずご本人の了解を得てから片付けに着手してくださいませ。お子さんご自身の手で片付けたいというお気持ちであれば、「今年中に片付けて欲しいわ」と期限を決めて協力していただくとよろしいですよ。もちろん、一緒に作業を進めるのもとてもおすすめでございます。どちらにしても、自分以外のものを片付けたい時には、なぜ片付けたいと思っているのかというあなたの思いを、丁寧に伝えることが何より大切でございます。
子供部屋の手放しすっきりアイテム10は、こちらでございます。ひとつめ、使っていないおもちゃや汚れたぬいぐるみ。ふたつめ、使っていない文房具。みっつめ、ブームがはまって集めていた小物やキャラクターグッズ。よっつめ、書きかけのノート。いつつめ、古いテストプリントや教科書。むっつめ、サイズアウトした服。ななつめ、古い工作作品。やっつめ、今後着ることのない学校の制服や体操服。ここのつめ、読んでいない漫画や本。とおめ、今後使うことのないクラブ活動の用品でございます。
作品や思い出のあるものは、写真に撮ってデータで残すのがおすすめでございます。写真であれば場所も取りませんし、見返したい時にいつでもスマートフォンやパソコンから取り出せますからね。どうしても残しておきたいものは、思い出ボックスをひとつ決めて、そこに収まる分だけと量を決めて保管なさってくださいませ。お下がりに回せそうな保存状態のよいものでも、譲り先がすぐに思い浮かばない場合は、「今までありがとう」と感謝を込めて処分なさるのがおすすめでございますよ。
その7 寝室編 眠りの質を整えるための場所
寝室は、本来であれば一日の疲れを癒し、心と体を整えるための場所でございますね。けれども気がつけば、洗濯物の一時置き場になっていたり、読みかけの本や雑誌が積み上がっていたり、なんとなく置いた小物に埃が溜まっていたり。そんなことはございませんか。
「最近なんとなく眠りが浅いわね」「朝起きても疲れが取れない気がする」と感じていらっしゃるなら、寝室の環境を見直してみるのがおすすめでございます。眠る場所に物が多いと、視覚的にも脳が休まりにくくなってしまうのです。だからこそ、寝室は清潔でシンプルに、落ち着いた空間に整えるのが、快眠への近道でございます。
寝室の手放しすっきりアイテム10は、こちらでございます。ひとつめ、へたって形が崩れた枕。ふたつめ、シミがあるシーツやカバー。みっつめ、一年以上使っていない毛布や布団。よっつめ、積みっぱなしの雑誌や本。いつつめ、なんとなく置いて埃が溜まっている小物。むっつめ、一年以上着ていない古いパジャマ。ななつめ、使っていないアロマやキャンドル。やっつめ、使っていないお休みグッズや安眠グッズ。ここのつめ、ベッド下に押し込んだまま忘れているもの。とおめ、使わないインテリア小物でございます。
布団や枕は、快眠できるかどうかで判断するのがおすすめでございます。長年使ってへたってしまった枕では、首も肩も休まりませんからね。また寝室は布類が多く、埃も溜まりやすい場所でございます。清潔を保つためにも、洗濯や掃除のしやすさを基準に、ものを選び直してみてくださいませ。片付けて物がごちゃついていない、すっきりとした寝室で眠る心地よさを、ぜひあなたにも感じていただきたいと思っております。
その8 クローゼット・押入れ・納戸編 「とりあえず」の山と向き合う
収納スペースというのは、ついつい「とりあえずここに入れておこう」と思ったものが積もりやすい場所でございますね。捨てるのもなんだか気が引けて、押し込んでそのままにしてきたご経験は、誰しもおありかと思います。けれども、扉を開けるたびに「ああ、ごちゃごちゃ」とため息が出る空間というのは、じわじわと心まで重くしてしまうものでございます。
押入れや納戸を片付けるコツは、判断基準を最初に決めることでございます。私のおすすめは「非常用グッズ以外で、一年以上使っていないものは手放す」というルール。これを最初に決めてしまえば、ひとつひとつのものを前にして悩む時間がぐっと減ります。思い切ってものを減らすと、どこに何が仕舞ってあるかが分かりやすくなりますし、必要な時に必要なものをさっと取り出せるようになって、暮らしがぐっと楽になりますよ。
クローゼット・押入れ・納戸の手放しすっきりアイテム10は、こちらでございます。ひとつめ、今の自分の好みではない服やファッション小物。ふたつめ、シミやカビ、匂いが残る服。みっつめ、今の自分にサイズが合わない服。よっつめ、着心地が悪い服。いつつめ、何年も使っていないスーツケース。むっつめ、一年間使っていない家電製品。ななつめ、景品やノベルティでもらった使わないグッズ。やっつめ、使わずにずっと取ってある贈答品。ここのつめ、謎のコードやケーブル類。とおめ、使っていない収納ケースでございます。
「いつか使うかも」というものが、たくさん溜まりがちな収納スペース。そして、そのいつかは来ないことがほとんどでございます。この一年間ずっとそこに置いてあって、目にもしなかったものが、きっとあるはずでございます。牛の歩みでも、収納スペースを整理していくと、気持ちもお家も一気に軽やかになりますよ。一日で全部やろうとせず、今日は押入れの右側だけ、明日は左側だけ、と区切って進めるのもおすすめでございます。
その9 書斎・趣味部屋編 今の自分に役立つかで選ぶ
本や資料、趣味の道具など、こまごまとしたものがどんどん増えてしまう場所が、書斎や趣味部屋でございますね。ここは、今必要なもの、情報が古くなったもの、今は使っていないもの、思い入れのあるものが、すべて混在している場所でもあります。だからこそ、なかなか手をつけにくいのもよく分かります。
ここをすっきりさせるポイントは、「今の自分に役立つかどうか」で判断することでございます。過去の自分には必要で、本当に役に立ったものでも、今の自分にはもう使わないものであれば、感謝を込めて手放しましょう。「ありがとう、お世話になりました」と心の中で声をかけて送り出してさしあげれば、不思議と気持ちもすっきりしてまいりますよ。
書斎・趣味部屋の手放しすっきりアイテム10は、こちらでございます。ひとつめ、情報が古くなった専門書や雑誌。ふたつめ、買って積んだままの本。みっつめ、書けなくなったインク切れのペンやマーカー。よっつめ、古いまたは壊れたパソコン周辺機器。いつつめ、読み返さない新聞の切り抜きや資料。むっつめ、今は使っていないものの取扱説明書。ななつめ、過去にはまっていた趣味の道具。やっつめ、増えすぎたコレクターアイテム。ここのつめ、何年も見返していないDVDやCD。とおめ、何年分もまとめて保管している年賀状でございます。
「これからも役立つかもしれない」という基準で判断してしまうと、なかなかものが減らせない場所でございます。だからこそ、とにかく基準を「今の自分」と「絶対に大事な、本当に重要なもの」に合わせて選ぶことが、とても大切な場所でもあります。手放すことで、本当にやりたいことに集中できる空間に変わってまいりますよ。書斎が整えば、新しい趣味や学びにも、もっと前向きに取り組めるようになるはずでございます。
その10 ベランダ編 外も家の一部として整える
最後はベランダ編でございます。ベランダというのは、普段あまり意識しない場所だからこそ、不要なものが放置されやすいのです。「外だから、とりあえず置いておこう」と思って、そのままになっているものが、きっといくつか思い当たるのではないでしょうか。
けれどもベランダがごちゃついていると、洗濯物を干すのも、植物のお世話をするのも、なんだか面倒になってしまいますよね。そして何より大切なのは、ベランダは災害など非常時の避難経路でもあるということでございます。物が積み重なっていると、いざという時の妨げになってしまいますし、虫が発生する原因にもなってしまいます。ここはぜひ「外も家の一部」と考えて、思い切ってすっきりさせていきましょう。
ベランダの手放しすっきりアイテム10は、こちらでございます。ひとつめ、枯れてしまった植木鉢。ふたつめ、使っていないプランター。みっつめ、錆びついた園芸用品。よっつめ、不要になった土。いつつめ、壊れた洗濯ハンガー。むっつめ、劣化した布団ばさみ。ななつめ、出番のないレジャー用品。やっつめ、ボロボロになったサンダル。ここのつめ、捨てようと思って、とりあえず外に置いた不要品。とおめ、埃をかぶった掃除道具でございます。
屋外に置いているプラスチック製品は、紫外線によって劣化してもろくなっていることもございます。手で持った瞬間にパキッと割れてしまって、思わぬ怪我をしてしまうこともございますから、処分なさる際は十分にお気をつけくださいませ。軍手などをお使いになると安心でございます。
不要なものをなくしたベランダは、風通しが良くなり、お掃除もしやすくなります。洗濯物を干すのも、ガーデニングを楽しむのも、ぐっと快適になりますよ。新緑の五月、植え替えやプランターの整理もかねて、ぜひベランダにも光と風を通してさしあげてくださいませ。
100個を一気にではなく、できるところから
さて、今日は後編として、子供部屋、寝室、クローゼットや押入れ、書斎や趣味部屋、ベランダの手放しリスト50個をお伝えいたしました。前編と合わせて、合計でちょうど100個。100個と聞きますと「そんなにできるかしら」と気が遠くなってしまうかもしれませんが、場所ごとに区切って10個ずつなら、意外とすぐに達成できるものでございますよ。
大切なのは、一気に全部やろうとしないことでございます。今日は寝室の枕だけ、明日はベランダの枯れた植木鉢だけ、と一日にひとつずつ手放していくだけでも、一週間で7つ、一ヶ月で30個ものものが、お家から出ていってくれます。気負わず、焦らず、ご自分のペースでよろしいのです。
「ここならできそう」「これなら手放せそう」と思えるところから、気楽にお始めくださいませ。手放した後の、すっきりとした空間と、軽くなった心は、あなたへのご褒美でございます。これからの人生を軽やかに生きるために、できることからコツコツと行動して、心と暮らしを少しずつ軽くしてまいりましょうね。
新緑の五月、お家の中にもさわやかな風を通してさしあげるつもりで、今日から一つだけでも始めてみてくださいませ。きっと、来月の今頃には、お家の中の景色が少し変わっているはずでございますよ。
そしてもうひとつだけ、お伝えしておきたいことがございます。手放しというのは、ただ物を減らすことではございません。これまでの人生で大切にしてきたもの、お世話になったものに、きちんと感謝をしてお別れするという、心の作業でもあるのです。「もったいない」というお気持ちは、日本人ならではのとても美しい感性でございます。けれども、使わずに押し込められたままのものは、本当に大切にされているとは言えないのかもしれません。本当に大切にしたいものだけを残して、ひとつひとつに目を行き届かせる。それが、五十代六十代からの暮らしを豊かにしてくれる、本当の意味での「ものを大切にする」ということなのではないかと、私は思っております。
あなたのお家にも、これから手放しを待っているものたちが、きっといくつかございますね。どうか焦らず、ご自分のペースで、ひとつひとつ向き合ってさしあげてくださいませ。前編と後編、合わせて100個のリストが、あなたの捨て活の小さな道しるべとなれば、これほど嬉しいことはございません。
最後までお読みいただきありがとうございました。





