【捨てられない5つの理由と解決策】50代60代の捨て活がつまずく原因|片付け苦手さんのための初心者向けコツ

断捨離
新緑のあたたかな日差しが差し込む整えられたリビングルーム
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新緑がまぶしい五月の風が、窓辺のレースカーテンをふんわりと揺らす季節になりましたね。みなさまこんにちは、皆さま、お変わりございませんか。片付けマダムすみ子です。爽やかな風に背中を押されるように、衣替えやお部屋の見直しをはじめられた方も多いのではないでしょうか。気持ちのよいこの季節は、お家のなかにたまった「捨てたいのに捨てられないもの」と静かに向き合うのに、ぴったりの時期でございます。

「物を減らしたいのに、なかなか捨てられない」「捨てたら後悔するかもしれないと思うと、どうしても手が止まってしまう」「まだ使えるのにもったいない、と罪悪感ばかりが顔を出してくる」。こんなお悩みを、こっそり胸の奥に抱えてはいらっしゃいませんか。どうかご安心くださいませ。今日は、そんなあなたの捨て活がふっと軽やかになるお話を、ゆっくりお届けしてまいります。

まずひとつ、はっきりとお伝えしておきたいことがございます。あなたが捨てられないのは、決して意志が弱いからでも、性格に問題があるからでもございません。心理的な仕組みや、長年の習慣の影響で、手放すことが難しくなっているだけなのでございます。そのことが分かるだけでも、ずっと心が軽くなるはずでございます。本日は「捨て活につまずいたら見て、捨てたいのに捨てられない五つの理由と解決策」というテーマで、ご一緒に考えてまいりましょう。

まずは完璧主義を手放してまいりましょう

具体的なお話に入る前に、ぜひ覚えておいていただきたいことがございます。それは、捨て活において完璧を目指す必要はまったくない、ということでございます。完璧に整えようとすると、「やりたいのにできていない」と、つい自分を責めてしまう原因になります。自分を責めることに大切なエネルギーを使ってしまうのは、本当にもったいないことでございます。

それよりも大切にしていただきたいのは、小さな一歩を確実に進めること。そして、ゆるやかにでも続けていくことでございます。「今日はちょっと疲れているから、ひとつだけ手放そう」。そんな気持ちで、その日のご自身の心と体のエネルギーに合わせながら続けていく。それだけで、暮らしは少しずつ、けれど確実に変わってまいります。

「やらなくちゃ」と義務感で必死に作業を進めるのではなく、決して焦らず、手放すことや整えることで生まれる、すっきりとした心地よさを楽しみながら、ご自身のペースで歩んでまいりましょう。それでは、捨て活につまずく五つの理由とその解決策を、ひとつずつ丁寧に見てまいります。

理由その一 思い出や感情が絡んで捨てられない

昔の写真や手紙、お子さまが小さな手で描いた作品。思い出があってどうしても手放せない、というお品物は、どなたにもあるものでございます。こうした感情がわきあがってくるのは、ごく自然なこと。大切な記憶までも一緒に手放してしまうような気持ちになって、誰でもためらってしまうものでございます。

解決策としておすすめなのは、まず写真に撮ってデータとして残してから手放す、という方法でございます。写真に撮っておけば、形としては手放せるけれど、思い出はちゃんと残せる、という安心感が得られます。スマートフォンの中にそっとしまっておけば、いつでも見返すことができますし、収納場所をとることもございません。

また、お手紙やお子さまの作品など、特に思い入れのあるものについては「思い出ボックス」を作ることをおすすめいたします。そして、そのボックスに入る分だけを保管するようにいたします。思い出ボックスをいくつ作るかは、お家の収納スペースのゆとりを考えて、せいぜい数箱分にとどめておくのが上手にいくコツでございます。小さな工夫で、心の整理もぐっとしやすくなりますよ。

理由その二 いつか使うかもという不安で捨てられない

「もしかしたらまた必要になるかもしれない」。手放すかどうか迷ったとき、そんなことを考える瞬間は、本当によくございますよね。特に生活雑貨や調理道具などは「もし使うときがあったら困る」と、つい悩みがちでございます。あれこれ想像をふくらませているうちに、結局手が止まってしまう、というのもよく耳にするお話でございます。

こちらの解決策としておすすめなのは「一年間使わなかったものは手放す」と、あらかじめルールを決めておくことでございます。基準を決めておくと、いちいち深く悩まなくても判断ができるようになります。それでも迷ってしまうものは、一時的に「保留ボックス」に入れて、期限を決めて保管いたします。

ボックスには「何月何日までに使わなかったら処分する」と、付箋やガムテープに書いて貼っておきましょう。未来のご自分にメッセージを残しておくような気持ちで、はっきりと書き記すのがコツでございます。そして使わずに決めた期限が来たら、そのときに思い切って処分いたします。「すぐには捨てない、でも手放す期限はちゃんと決める」。こうするだけで、判断がぐっと楽になりますよ。

理由その三 もったいない、高かったから捨てられない

「まだ使えるのにもったいない」「これとても高かったから」。捨て活を進めていくと、こんな思いがわきあがってくるお品物が、本当にたくさん出てまいりますよね。特にご購入金額が高かったものは、手放すのをためらうのが人情でございます。長年大切にしまっておいた家具や、ブランドのお洋服、思い切って買った調理家電など、思い当たるものが次々と浮かんでくるのではないでしょうか。

こちらの解決策は、判断基準を「今のご自分にとっての価値」に置きかえることでございます。「確かに物としてはまだ使えるよね」「これ高かったよね」と、まずはご自身の気持ちをしっかり受け止めましょう。そのうえで「今の私にとって、これは必要なもの、お気に入りのもの?」と、静かに問いかけてみてくださいませ。

答えがイエスなら、堂々と残しましょう。答えがノーなら、ありがとうの気持ちとともに手放しましょう。それでもどうしてもすぐに手放すのが難しいものは、先ほどご紹介した保留ボックスに入れる、という方法もございます。リサイクルショップやフリマアプリを利用して、必要としてくださる方にお譲りするのもおすすめでございます。もったいなくても高額でも、手放すことが今の暮らしの快適さにつながるのなら、勇気を持って一歩を踏み出してくださいませ。

理由その四 決断疲れや判断力の低下で捨てられない

人は目の前のものが多すぎると、何を手放して何を残すかに迷い、決められなくなってしまうものでございます。ひとつひとつ「いる、いらない」を判断して決めていくのは、想像以上に精神的なエネルギーを使い、とても疲れる作業でございます。そして、その疲れが溜まってまいりますと、集中力や判断力がだんだん落ちてまいります。

それだけではございません。焦りやイライラが出てきたり、せっかくのやる気がしぼんでしまったりと、心の元気まで奪われてしまいます。だからこそ、決断疲れを防ぐこと、そして疲れたらきちんと回復させることが、とても大切でございます。

解決策としては、まず小さなカテゴリーや場所から始めることをおすすめいたします。「今日は靴だけ」「明日はバッグ」「明後日は洗面台」など、小さく区切って進めていくのが上手にいくコツでございます。また、捨て活を毎日のルーティンに組み込むことも効果的でございます。「朝食のあと十五分だけやる」など、一日のなかでいつやるかをあらかじめ決め、習慣化してしまうとよろしいでしょう。

短い時間でも週間化できれば、一ヶ月後、三ヶ月後、半年後には、きっと大きな変化が待っているはずでございます。そして「一日一時間まで」と、ご自身が無理なくできる時間を決め、その時間を超えてはやらないと心に決めることも、体力や気力に自信がない方には大切なポイントでございます。

一気にやり切りたくなるお気持ちはよく分かりますが、物が多いお家ほど、捨て活には中長期的に取り組む必要がございます。続けるためには、無理をしないこと。その代わりに「この時間だけは集中する」と、短時間で決断する習慣をつけると、メリハリができて気持ちも軽やかになります。「日曜日は捨て活はお休み」と休息日を設けたり、「三十分頑張ったらお茶で休憩」と意識的に回復タイムを作ることも、ぜひ取り入れてくださいませ。

理由その五 ご家族の反応が気になって捨てられない

「これ捨てたいな。でも家族に反対されないかしら」。そんなことを考えると、処分したいと思ってもなかなか手放しにくくなりますよね。特にご高齢のご両親や、長年寄り添ってくださっているパートナーの意見が気になると、手が止まりがちになることは、本当によくあるお話でございます。ご自分だけのお家ではない以上、やはりご家族の反応は気になってしまうものでございます。

こちらの解決策としては、まず「終活のために物の整理を始めたいので、協力してほしい」と、あらかじめお話をしておくことでございます。前もってご相談しておくと、ご家族のほうも心の準備ができて、すんなり受け入れてくださることが多いものでございます。

そして、最初はご自分の個人のスペースから進めるようにいたしましょう。ご家族との共有スペースにあるものは「ここは私の判断で処分するわね」と、あらかじめご家族に宣言してから取り組みます。ご家族に判断していただきたいものについては、保留ボックスを作って「いつまでに、いるものは取って個人で保管してね」と期限を決めて確認するように伝えましょう。ボックスに大きく期限を書いて貼っておくのも、分かりやすくておすすめでございます。

そして期限が来たら、保留ボックスに残っているものは処分いたします。勝手にご家族のものを捨ててしまうのは、トラブルのもと。配慮はしつつ、捨て活に協力してもらいやすいような伝え方や環境作りに、こころを配ってまいりましょう。

捨て活で暮らしが変わった方の声

ここで、捨て活を実践して暮らしが変わった方のお声を、ふたつご紹介いたします。六十五歳のあき子さんは、お子さまが巣立たれて、ご夫婦ふたり暮らし。「私はおしゃれをするのが好きで、毎月のように洋服を買っておりました。でも捨てるのは苦手で、ついつい押入れに服やバッグ、小物を詰め込んでいたんです」とのこと。押入れには、もう何年も着ていない昔の服や、お子さまが小さい頃のお洋服や作品が、ごちゃ混ぜになっていたそうでございます。

六十代になり終活を意識し始め、そろそろ物の整理をしたいなというお気持ちはあったものの、どれも思い出があって「手放したら二度と戻らない」と思うと、ずっと押入れの整理に踏み出せなかったとおっしゃいます。でも「やっぱり元気なうちに自分の手で片付けたい」と思い直し、少しずつ片付け始められました。使っていないけれど思い入れのあるものは、ぜんぶ写真に撮ることに。それから思い出ボックスを三箱だけ用意して、入る分だけ残し、入らないものは思い切って手放す、というルールを実践されたそうでございます。

そうして捨て活を進め、ぎゅうぎゅう詰めだった押入れがすっきり片付くと、暮らしに大きな変化を感じられたとのこと。今着ている服が取り出しやすいところにあるので、服を選ぶのが楽になり、毎日の準備がさくさくっとできるようになったそうでございます。「何より片付けることが楽しくなって、今はキッチンや玄関など、ほかの場所もコツコツと進めております」とおっしゃっていました。本当に残したいものを残し、大切な思い出のものをきちんと保管できていることが、安心感と自信につながったとのことでございます。

続いて、六十七歳の近子さん。ご家族四人で暮らしておられます。「私は生活雑貨や調理道具を、いつか使うかもと思ってずっと取っておく癖がありました」。古い鍋、一回しか使っていないワインオープナー、いただきものの食器、スーパーでもらう割り箸やプラスチックのスプーン。どれも捨てるのがもったいなくて、なかなか手放せなかったそうでございます。

でも物が多いと掃除も億劫になり、どこに何がしまってあるのか分かりづらくて、ご家族みなさんで探し物をしてはイライラしていたとのこと。「人生後半になり、探し物にこんなに時間を使うのはもったいない」と考え始め、苦手だからと後回しにしていた片付けに、思い切って向き合うことにされました。

まず「一年間使わなかったものは手放す」というルールを決め、それでも迷ったものは保留ボックスに入れて、半年後も使わなかったら処分することに。半年間で、キッチン収納とクローゼットの中身の半分以上を手放されました。物が減ったことで家事や掃除が楽になり、探し物に使っていた時間も激減。「これが本当に嬉しい変化です。必要なものとお気に入りのものだけが家にある生活は、想像以上に快適で、心まで軽くなりました」とおっしゃっていました。ご自分なりのルールを作ったことが、片付け人生の大きな突破口になったとのことでございます。

すっきりする心地よさを楽しむ気持ちで

さて「捨て活につまずいたら見て、捨てたいのに捨てられない五つの理由と解決策」、いかがでしたでしょうか。捨て活で大切なのは、ご自分のペースで無理なく進めていくこと。今日ご紹介した五つの解決策をヒントに、まずは一歩ずつ進めていきましょう。小さな変化の積み重ねが、確実にあなたの暮らしと心を軽くしてくれるはずでございます。

「頑張るぞ」という気合いよりも、すっきりする心地よさを楽しむお気持ちを大切に、日々の捨て活に取り組んでみてくださいませ。新緑のこの季節、窓を大きく開けて爽やかな風を入れながら、ゆっくりとお家のなかと向き合うひとときを、ご自分への贈り物にしてくださいませ。あなたの人生がこれからも自分らしく、心地よく、そして豊かなものでありますよう、すみ子は心から願っております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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