6月から始める家計の引き締め10|梅雨ごもりの時間を貯金に変える時間術

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6月から始める家計の引き締め10|梅雨ごもりの時間を貯金に変える時間術
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6月の朝、しとしとと降る雨音を聞きながら、いつもより少しゆっくりとお茶を淹れる――。そんな静かな時間こそ、暮らしのお金を見つめ直す絶好のタイミングでございます。お庭の紫陽花がしっとりと色づく頃、外出が減るぶん、ご家族とお家にいる時間が自然と増えてまいりますね。

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お手持ちのスマホで聞き流ししながら、家事のお供にどうぞ。

片付けマダムすみ子でございます。

毎年この季節になりますと、私のもとには「年金だけではどうしてもやりくりが足りなくて」「気づいたら通帳の残高がじわじわ減っていて」――そんなご相談が増えてまいります。

総務省の家計調査によれば、60代以上のご夫婦世帯の平均支出は月およそ27万円。一方で、年金収入は平均で月22万円ほど。毎月5万円前後の赤字を、貯蓄から少しずつ取り崩して暮らしていらっしゃる――これが日本の多くのご家庭の現実なのですよ。

でもね、皆さま。
お金を新しく稼ぐのは大変でも、出ていくお金を少し減らすことなら、今日から、ご自宅の食卓でできるんです。

そして驚くべきことに、この「家計の引き締め」を一度きちんとやっておくと、年間で10万円以上も浮くご家庭が本当にたくさんいらっしゃいます。10年で100万円――これは小さな別荘地のような大きさのお話ですわね。

なお、保険や金融商品の見直しは、ご家庭ごとの事情で答えが大きく違ってまいります。ご不安な点は必ず複数の専門家にご相談くださいね。今日のお話は、あくまで一般的な家計の見直しのヒントとしてお聞きいただければ嬉しいですわ。

それでは、6月の梅雨ごもりの時間を貯金に変えるための「10の引き締めポイント」を、ひとつずつご一緒にめくってまいりましょう。

👉なぜ「6月の梅雨ごもり」が家計見直しの絶好機なのか

まず初めに、なぜ「年末年始」でも「春先」でもなく、「6月」が家計見直しに向いているのか。そのお話を少しだけさせてくださいませ。

第一に、6月は外出が自然と減る月でございます。雨でお出かけが億劫になり、お家にいる時間がぐっと長くなる。この「ゆっくり座って通帳を眺められる時間」こそ、家計見直しに何より必要なものなのですよ。

第二に、6月はちょうど住民税の通知書、ボーナス、夏の電気代の高騰前――お金にまつわる紙が次々と届く時期です。年金通知書もお手元にある方が多いはず。判断材料が一度に揃う時期だからこそ、見直しの精度が上がるのですわ。

第三に、これから本格的な夏の電気代と、年末の出費に向けて準備を整えるには、6月から動き出すのがちょうどいい。秋から始めても、冬のボーナスにはもう間に合わないことも多いんですよ。

つまり、梅雨ごもりの6週間は、暮らしのお金を整える「黄金の時間」。
雨音を聞きながら、お茶を淹れて通帳を開く――そんな静かな時間が、1年後の安心感に大きな違いを生んでくれるのです。


👉① 家計簿を見直す――「記録」より「振り返り」

皆さまは家計簿をつけていらっしゃいますか?

つけていらっしゃる方も、つけていらっしゃらない方も、まず1ヶ月分の収支を書き出してみてくださいませ。家計簿の本当の目的は、毎日の記録ではなく、月に1度立ち止まって「お金の流れ」を掴むことなのですよ。

68歳のY子様は、スーパーのレシートを1ヶ月分集めて並べてみたところ、お惣菜だけで月3万円も使っていらっしゃることに気づかれました。
自炊できる日が週に3日もあるのに、ついつい疲れてお惣菜に頼っていたそうです。週に1日だけ自炊の日を増やしただけで、月1万2000円の節約になったとお喜びでしたわ。

家計簿アプリが難しければ、100円ショップのノートで十分。大切なのは「続ける」ことではなく、「月に1度立ち止まって振り返る」ことなんです。


👉② サブスクリプション一覧化――「忘れた契約」を見える化する

サブスクリプションというのは、毎月自動で引き落とされる定額サービスのことですね。動画配信、音楽配信、雑誌読み放題、食材宅配、ジムの会費、アプリの月額課金。皆さまのお家ではいくつ契約していらっしゃるでしょうか?

このサブスクの怖いところは、使っていなくても自動的にお金が引き落とされていくこと。通帳をじっくり眺めてみると、見覚えのない英語の引き落としが並んでいることがあるんですよ。

72歳のK代様は、亡くなったご主人が契約されていた音楽配信サービスを、5年間気づかずに払い続けていらっしゃいました。月980円、5年間でおよそ6万円。お孫さんに通帳を見てもらって初めて気づいたとのことでした。

対策はとても簡単です。
銀行とクレジットカードの明細を3ヶ月分並べて、毎月引き落とされているものに丸をつけるだけ。「年に2回以上使っていないなら、一度解約して必要になったらまた契約する」――このルールを決めておくと、迷いがなくなりますよ。

サブスクと並んで見直しておきたいのが、家電の電気代でございます。老後資金を貪り食う金食い家電もぜひ参考になさってくださいね。


👉③ ふるさと納税の枠確認――2000円で1年分のお米とお肉を

ふるさと納税は使っていらっしゃいますか?
これはご自身の住民税と所得税の一部を、別の自治体に寄附する形で納める仕組みですね。寄附すると2000円の自己負担で、お米やお肉、果物などの返礼品がいただけるのですよ。

ただし、ご自身の収入や年金額によって寄附できる上限額が決まっています。この上限を超えてしまうと、ただの寄附になってしまうので、必ず事前にシミュレーションをしてくださいね。寄附サイトの無料シミュレーターで、源泉徴収票や年金通知書を見ながら数字を入れるだけで上限がわかります。

70歳のT江様は、ご夫婦の年金収入で年間4万円ほどの枠があると知り、お米と果物を1年分頼まれたそうです。年間の食費が2万円以上浮いた上に、全国の美味しいものを楽しめたとお喜びでしたわ。

ただし制度は変わることもありますので、詳しくは税務署か総務省のサイトでご確認くださいね。


👉④ 保険の見直し――「人生のステージ」に合った保障へ

保険は、年齢が上がるほど必要な保障の中身が変わってまいります。

お子様が独立されたあとも、子育て世代向けの大きな死亡保障に入っていらっしゃる方。医療保険を3つも4つも重ねて契約していらっしゃる方。本当によくお見かけするんですよ。

日本には「高額療養費制度」というありがたい仕組みがあって、1ヶ月の医療費の自己負担には上限が決まっています。この制度を知らずに、過剰な医療保険に入ってしまうのは本当にもったいないこと。

69歳のM様は、加入している保険を全部書き出してみたところ、重複している保障がいくつも見つかったそうです。担当の方にご相談して整理されたら、月々の保険料が1万8000円も下がったとおっしゃっていました。年間で22万円近い節約ですね。

保険の見直しはご自身の判断が難しい分野ですので、必ず複数の専門家にご相談くださいね。


👉⑤ 携帯プラン見直し――格安プランで月5000円の差

携帯電話の料金は、ここ数年で本当に大きく変わりました。大手キャリアで月7000円、8000円払っていらっしゃる方。格安プランに切り替えれば、月2000円以下になることも珍しくないんですよ。

71歳のH代様は、ガラケーのつもりでスマートフォンを使っていらっしゃって、月8500円を払い続けていらっしゃいました。お孫さんに付き添ってもらって、同じ会社の格安プランに切り替えたところ、月1980円に。年間で7万8000円の節約になったそうです。

プラン変更はお店の窓口でも相談できますし、同じ会社の中での切り替えなら電話番号もそのまま。難しそうに感じても、お子様やお孫様に付き添っていただければ大丈夫です。

梅雨の雨の日に1時間、ご家族と一緒に取り組まれてはいかがでしょうか。


👉⑥ 電気・ガス契約プラン比較――「今のままで大丈夫」を疑う

電気とガスの自由化で、今は契約会社を選べる時代になりました。昔ながらの大手電力会社のままという方も多いと思いますが、比較サイトで見直すと年間で1万円から3万円安くなることがあるんですよ。

73歳のS子様は、ご主人が亡くなってから一人暮らし。使う電気量が減ったのに、大家族時代と同じ契約のままでした。プランを見直したところ、月2000円安くなり、年間で2万4000円の節約に。

さらに、電気とガスをまとめると割引になる会社もございます。比較サイトで郵便番号と現在の使用量を入れるだけで候補が並びますので、まず見てみるだけでも価値がありますよ。

ただし契約期間や違約金がある場合もありますので、細かい条件は必ずご確認くださいね。


👉⑦ 銀行手数料の確認――小さな積み重ねこそ大きな節約

銀行の手数料、意外と侮れないんですよ。

ATMで時間外に引き出すと110円から220円。他行への振込は1回数百円。これが月に何度も重なると、年間で数千円から1万円以上にもなります。

対策はとてもシンプル。

  • 給料や年金が振り込まれる銀行をメインに使う
  • 引き出しは平日の昼間か、コンビニATMでも手数料無料の銀行を選ぶ
  • 残高や取引回数で手数料が無料になる優遇プログラムを活用する

67歳のN子様は、月に4回ほど時間外で引き出していらっしゃって、年間で1万円以上の手数料を払っていらっしゃいました。予定をまとめて月1回平日昼間に引き出すように変えただけで、すべて無料になったそうです。


👉⑧ 無駄なクレジットカード整理――「お財布の体重」を減らす

お財布の中のクレジットカード、何枚お持ちでしょうか?
使っていないカードでも、年会費がかかっているものがございますよね。

75歳のA子様のお財布には、クレジットカードが7枚。普段使っていらっしゃるのはそのうち2枚だけ。残りの5枚のうち3枚に年会費がかかっており、合計で年間1万2000円を払っていらっしゃいました。

使わないカードは思い切って解約。メインで使うカードは1枚か2枚に絞ると、家計の管理もぐっと楽になります。
ポイントが貯まるカードを1枚、公共料金の引き落とし用に1枚――これくらいシンプルにするのがおすすめなんですよ。

ただし解約するときは、自動引き落としの登録がないかを必ず確認してくださいね。


👉⑨ ポイントカードの整理――「お得感」と「実利」は違う

お財布のもう一つの厄介者がポイントカード。スーパー、ドラッグストア、家電量販店、美容院、喫茶店――皆さまのお財布もパンパンになっていらっしゃいませんか?

ポイントカードは持っているだけでお得な気持ちになりますが、実際に貯まるほど通っているお店は限られています。

68歳のR子様は、ポイントカードを23枚お持ちでしたが、ポイントが貯まるほど通っているのは3枚だけだったそうです。残りはすべて手放されたら、お財布が薄くなり、レジでカードを探す時間も短くなったとお喜びでした。

最近はスマートフォンのアプリでポイントを管理できるお店も増えています。カードを減らすことは、ご自身の時間と心の余裕を増やすことにもつながるんですよ。


👉⑩ 冷蔵庫在庫リストでロスを減らす――年間6万円の食品ロス

最後の一つは、食費に直結する捨て活でございます。

冷蔵庫の中身、すべて把握していらっしゃいますか?
農林水産省の調査では、一般家庭で1年間に捨てている食品はお一人あたりおよそ45キロ。金額にして年間6万円から8万円分にもなるそうです。

これを減らす一番の方法が、冷蔵庫の在庫リストをつけること。リストといっても難しく考えず、冷蔵庫の扉に紙を貼って「入れたら書く、使ったら消す」だけ。

72歳のI子様は、在庫リストを始められてから「同じものを2つ買ってしまう」ことがなくなり、食費が月5000円減ったそうです。

もう一つの工夫は、週に1度の「冷蔵庫リセット日」を作ること。週末に残った食材で1食作ってから、お買い物に出かける――これだけで食材ロスが大きく減りますよ。食材を最後まで使い切る知恵については、68歳の0円節約術もご一緒にどうぞ。


👉家計の引き締めでやりがちな「3つの失敗パターン」

ここで、家計見直しでよくお見かけする3つの失敗パターンを、こっそりお伝えしておきますね。

失敗パターン1:全部いっぺんにやろうとすること

10個を1日でやろうとすると、お疲れになってしまいます。
梅雨の6週間で、1週間に1つ、ゆっくり進めるのがおすすめですよ。

失敗パターン2:節約のために楽しみまで削ってしまうこと

節約は「我慢」ではなく、「無駄を減らすこと」です。
大切なお食事会やご家族との時間まで削ると、心が疲れてしまいます。本当に必要のないものから減らしていきましょうね。

失敗パターン3:ご家族に相談せず一人で進めてしまうこと

保険や携帯のプラン変更は、ご家族にも関わる大切な決断。必ずご相談されてから進めてくださいね。
シニア世代ならではの暮らしの整え方は、60代シンプルな暮らし8選にも詳しくまとめております。


👉今日から始める「5つの簡単ステップ」

「10個もあると、どこから手をつければいいのかしら……」とお感じになった皆さまに、今日からすぐに始められる5つの簡単ステップをご紹介いたしますね。

ステップ1:通帳を3ヶ月分眺める

記帳した通帳を3ヶ月分眺めて、毎月引き落とされているものに丸をつけるだけ。これで、使っていないサブスクや重複しているサービスがすぐ見つかります。

ステップ2:お財布の中身を全部出す

クレジットカードとポイントカードを全部机に並べて、半年使っていないものを脇に避ける。これだけでお財布がすっきりして、心まで軽くなりますよ。

ステップ3:冷蔵庫の扉に紙を貼る

在庫リスト用の紙とペンを冷蔵庫に貼って、今日入っているものを書き出してみる。これだけで、明日からのお買い物がぐっと変わります。

ステップ4:携帯料金の請求書を確認する

直近の請求書を見て、今のプランがご自身の使い方に合っているかを確認。合っていなければ、お子様やお孫様に相談してみましょう。

ステップ5:1日10分の家計時間を作る

毎日10分だけ、家計のことを考える時間を作ります。お茶を淹れて通帳を眺めるだけでも構いません。この10分の積み重ねが、1年後のゆとりに変わりますよ。


👉おわりに:雨音を聞きながら、家計と静かに向き合う贅沢

皆さま、長いお話に最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

梅雨のお家時間は、退屈な時間ではございません。
雨音を聞きながら、静かに家計と向き合う贅沢な時間――これは、外に出ているときには決して持てない大切な時間なんですよ。

お金を貯めることは、未来のご自身への贈り物。そしてご家族への安心の贈り物でもあります。
完璧を目指さなくていいんです。

  • 今日は、通帳を1ページ眺めるだけ。
  • 明日は、カードを1枚整理するだけ。
  • 明後日は、冷蔵庫の扉に紙を1枚貼るだけ。

そんな小さな小さな一歩が、1年後の家計を大きく変えてくれます。

梅雨の6週間で10個全部やる必要はございません。3つできれば十分、5つできたら大成功。それくらい肩の力を抜いて、ご自分のペースで取り組んでくださいね。

片付けマダムすみ子は、皆さまの梅雨が、心も家計も整う穏やかなものになりますよう、心から応援しておりますわ。

それでは、また次のブログでお会いしましょうね。
ごきげんよう。

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