【一気に変わる10の小さなコツ】50代60代の家がスッと片付く毎日のヒント

断捨離
【一気に変わる10の小さなコツ】50代60代の家がスッと片付く毎日のヒント
新・片づけ術「断捨離」(やましたひでこ)

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5月も下旬を迎え、朝のお散歩道では、つつじの花がもうそろそろ終わりを迎え、入れかわるように紫陽花の蕾がふくらみ始めております。窓を開けた瞬間に流れ込んでくる空気が、ひんやりとしながらもどこか甘やかで――初夏の朝特有の、あの澄み切った爽やかさですね。

朝の光は日に日に強くなり、5時を過ぎる頃にはお部屋の隅々まですっかり明るくなります。こんな朝は、心まで一緒に目を覚ましてくれるようで、なんだか得をした気分でございますね。

そして、こういう「朝の空気がごちそうになる季節」こそ、暮らしを見直すのにぴったりの時期なのですよ。大がかりな断捨離をしなくても、ほんの小さな1分の習慣で、お家はびっくりするほど軽くなってまいります。

こんにちは、すみ子です。お忙しい中お越しいただきありがとうございます。

実はね、皆さま――最近私のもとに、こんなご相談がとても増えております。「すみ子さん、もう体力がなくて、大々的な片付けは無理なんです」「週末を丸ごと使う元気が、もうないんですよ」――。

そのお気持ち、よく分かります。だからこそ今日は、ほぼタダで、しかも1つ1つが1分以内でできてしまう、暮らしを変える「10の小さなコツ」をお話ししたいと思うのですよ。

先日お話ししたリバウンドしない7つの仕組みは「土台を整える設計図」のようなお話でしたが、今日は毎日サッと使える「小さなコツ」のお話。設計図に肉付けをする、日々の細やかな所作のようなものですね。

なお、持病やご体調にご不安のある方は、必ずかかりつけのお医者様にもご相談くださいね。重いものを動かすときも、ご無理は禁物でございますよ。

👉なぜ「小さなコツ」が一気に効くのか

最初に少しだけ、なぜ「小さなコツ」がそんなに効くのか、お話しさせてくださいませ。

私たちは「片付け」と聞くと、つい「丸一日かけて押入れを全部出す」ような大がかりなものを思い浮かべてしまいます。けれど50代60代になりますと、その丸一日が、本当にしんどい一日になってしまうのですよ。

そこで発想を切り替えてみてください。
**1日1分の小さな行動が、1ヶ月続けば30分の片付けと同じ効果になる。**しかも体への負担はゼロに近い――これこそが、私たちの年代にぴったりの捨て活でございます。

しかも嬉しいことに、小さなコツの多くは「お金がかからない」のですよ。新しい収納グッズも、便利家電も、いりません。今日この瞬間から始められて、お財布の中身も減らない。これほど私たちに優しい片付けは、ほかにございませんわ。

それではいよいよ、10の小さなコツを順番にご紹介してまいりますね。


👉① 朝起きたら窓を開けて5分換気

最初のコツは、もしかすると一番効果が大きい1分かもしれません。

朝起きたら、まずカーテンを開けて、窓を5分だけ開ける。たったこれだけでございます。
夜の間にお家の中にこもった湿気や生活臭が、すうっと外に流れていきます。空気がきれいになりますと、不思議とお家全体がすっきり整って見えてまいるのですよ。

68歳のR子様は、毎朝6時半に起きて窓を5分だけ開けることを習慣にされました。それまで気になっていた寝室のこもった匂いが、すっかり消えたそうです。しかも目がしゃっきり覚めて、朝の家事もはかどるようになったとお喜びでした。

寒い日は1分でも構いません。冬は本当に短く、雪の舞う日でも30秒で十分なんですよ。
大切なのは、毎日「お家の空気を入れ替える」というその所作そのもの。空気が変わると、家全体が変わってまいります。


👉② 使ったらその場で戻す

2つ目のコツは、お家じゅうに静かに効く魔法のような習慣です。

「後でやろう」――これがね、片付かないお家の合言葉なんですよ。後でやろうの「後で」は、ほとんどの場合、永遠にやってまいりません。

ハサミを使ったら、その場で引き出しに戻す。リモコンを使ったら、その場で定位置に戻す。郵便物を読んだら、その場で要不要を判断する。
たった3秒の行動ですが、この3秒をサボると、1日の終わりには散らかったテーブルが待っているのですよ。

72歳のY子様は、「使ったらその場で戻す」を1ヶ月続けられました。すると夜寝る前のお片付けの時間が、30分から5分に短縮されたそうです。朝起きた時のリビングがいつもすっきりしているのは、本当に気持ちのよいものですよ。

合言葉は、「動き終わる前にもう一動き」。
この小さな意識ひとつで、お家はじんわり変わってまいります。


👉③ 床にバッグや上着を置かない

3つ目のコツは、リビングの景色を一気に変える小さな工夫です。

お出かけから帰ってきた時、皆さまはどうされていらっしゃいますか?
バッグを床に「ポンッ」、上着をソファに「バサッ」――これがリビングが散らかる一番の原因なんですよ。

でもね、解決はとっても簡単。げんかんとリビングに、フックを1つずつ取り付けるだけ。百円ショップの粘着フックで十分でございます。
バッグはげんかんのフックへ、上着はリビングのフックへ。「定位置」が決まれば、床に置く理由がそもそもなくなるのですよ。

65歳のE子様は、フック2つを取り付けただけでリビングの景色が変わったそうです。ご主人も自然と上着をかけてくれるようになり、夫婦げんかの種が1つ減ったとお喜びでした。

1分でできて、200円もかからないこのコツ――今日の帰り道、百円ショップに寄ってみるだけでスタートできますよ。


👉④ 引き出しは7割で止める

4つ目のコツは、知っているようで知らない、毎日の小さな工夫です。

引き出しをパンパンに詰めると、どうなるかご存知でしょうか?
中身が見えなくなって、探し物が増えるのですよ。しかも奥のものは取り出せず、結局使わないまま、ずっと眠ったまま。引き出しを開けるたびに、ため息がもれるようになってしまいます。

大切なのは、7割で止めること。引き出しを開けた瞬間に、中身がひと目で見渡せる状態が理想なんですよ。

70歳のJ子様は、キッチンの引き出しを7割に減らしただけで、お料理の時間が15分短くなったそうです。菜箸もおたまも、開けた瞬間に見つかる――これがね、暮らしの小さな快適さなんですよ。

7割にするコツは、1日1個、明らかに使わないものを取り出すだけ。1ヶ月で30個、1年で365個も減ります。これは大きな数字ですよね。


👉⑤ キッチンマットを敷かない

5つ目のコツは、皆さまが少し驚かれるかもしれません。

キッチンマットってね、実は意外と手間がかかるんですよ。お醤油がはねたら洗わなきゃ。油が飛んだら洗わなきゃ。毎週洗濯機を回しても、なかなか乾かない。
そう考えますと、マット自体を手放してしまったほうが、ずっと楽なんですね。

67歳のW子様は、30年以上敷いていたキッチンマットを思い切って手放されました。最初は冷たく感じるかと心配されたそうですが、慣れてしまえばどうということもない。何より、汚れたらサッと拭くだけで済むのが本当に楽になったとお喜びでした。

床が明るく広く感じられるのも、嬉しい副作用なのですよ。
お家が整う人がなぜか「やめている」習慣については、家が整う人がやめている3つの禁じ手もぜひあわせてご覧くださいませ。


👉⑥ 食器は朝のうちに洗い切る

6つ目のコツは、1日のスタートをふわりと軽くしてくれる習慣です。

夜遅くに洗い物をなさっていらっしゃいませんか?
でもね、夜の体は本当に疲れているんですよ。洗い残しが出やすく、翌朝のシンクは水垢だらけ――そんなご経験、皆さまにもおありかと思います。

そこで小さなコツです。前の晩の食器を、朝のお湯を沸かしている間に洗い切ってしまうのですよ。
たった5分の作業ですが、シンクが空っぽになる気持ちよさは格別。キッチンがきれいなまま1日を始められるって、思った以上に大きな違いなんです。

73歳のM美様は、この「朝の食器洗い」を習慣にされて、1日のスタートが軽やかになったそうです。ご家族の朝食も以前より早く準備できるようになり、ご主人とゆっくりお茶を飲む時間まで生まれたとのこと。

これはね、夜の自分を労わる「小さなギフト」のような時間でございます。


👉⑦ 床に直接座らない

7つ目のコツは、50代60代の方には特に大切なコツです。

床に直接座りますと、立ち上がる時に膝や腰に負担がかかります。しかも床周りに物が集まってしまうんですよ。
ティッシュ、リモコン、お菓子、雑誌、充電ケーブル――気がつけば、座る場所の半径1メートル内にすべてが集まってしまっている。これでは、お部屋が散らかるのも当然なのです。

そこで思い切って、こたつやラグも「見直しの対象」にしてみてください。「ずっと使ってきたものを手放すなんて」とお思いになるかもしれませんが、お体に優しくない家具は、皆さまの未来を少しずつ狭くしてしまうのですよ。

71歳のT江様は、長年愛用していたこたつを手放されました。代わりに小さなテーブルとソファに変えられたところ、お部屋が広く見えるだけでなく、立ち上がりが本当に楽になったそうです。膝への負担が減って、お散歩の距離が伸びたとお喜びでした。

体に優しい暮らしは、お家の景色も整えてくれるんですよ。


👉⑧ メモは1冊にまとめる

8つ目のコツは、紙が散らかる現象をピタッと止める小さな工夫です。

皆さまのお家には、メモ用紙の切れ端があちこちに散らばっていらっしゃいませんか?
お買い物リストはキッチンに、ご病院の予定はテーブルに、電話メモは電話の横に――。これがね、紙ペラがリビング中に散らかる元なんですよ。

大切なのは、メモ帳を1冊だけ決めること。A5サイズくらいの薄いノートで十分でございます。お買い物、ご病院、電話メモ、お孫様からのご連絡――なんでもこの1冊に書き込みます。

69歳のC代様は、メモを1冊にまとめてから、探し物がほぼなくなったそうです。しかも書き留めた情報を見返せるので、大切な予定を忘れなくなったとのこと。

ペンも1本だけ、そのノートと一緒に決まった場所に置いてくださいね。これだけで、お家のあちこちに紙が散らかる現象がピタッと止まりますよ。


👉⑨ お財布のレシートは毎晩出す

9つ目のコツは、お金とお家を同時に整えてくれる、嬉しい1分習慣です。

お財布の中、最近ご覧になりましたか?
レシートでパンパンになっていらっしゃいませんか。これがね、お金の流れを乱す原因なんですよ。お財布が膨らんでいると、今いくら使ったかが見えなくなりますから。

そこで毎晩、寝る前にお財布を開ける――。レシートを全部出して、小さなカゴに入れる。たった30秒の作業でございます。
たったこれだけで、お財布も書類も両方が整ってまいります。

68歳のP子様は、この「お財布リセット」を3ヶ月続けられました。その結果、月の食費が3千円も減ったそうですよ。自分が何を買ったかが「見える化」されると、自然と無駄遣いが減るのですね。

お金とお家は、深いところでつながっているんですよ。お財布が整いますと、不思議とお家も整いはじめてまいります。


👉⑩ 寝る前に水回りを1分だけ拭く

最後の10個目のコツは、寝る前のたった1分の習慣です。

洗面台でも、キッチンのシンクでも構いません。1日の終わりに、乾いた布で水滴をサッと拭くだけ。
これがね、カビと水垢のリセットになるんですよ。

水が残ったまま朝を迎えますと、そこに水垢とカビが住み着いてしまいます。でも寝る前に1分拭いておくと、朝起きた時の水回りはピカピカ。鏡もくもらず、気持ちの良い朝を迎えられるのですよ。

72歳のL子様は、この「1分習慣」を1年続けられました。その結果、なんと大掃除の時の水回り掃除が、ほとんどいらなくなったそうです。普段の1分が、年末の3時間を救ってくれる――これこそ、小さなコツの大きな力でございますね。

ふきんは脱衣所か洗面台に1枚だけ置いておけば、忘れずに続けられますよ。


👉やりがちな「3つの失敗パターン」

10のコツをご紹介してまいりましたが、ここで多くの方が陥る失敗パターンを3つ、そっとお伝えしておきますね。

A. 10個全部を一気にやろうとする

これがね、一番の落とし穴なんですよ。
10個全部を「明日から始めよう」とすると、お体も気持ちもすぐに疲れてしまいます。続かない最大の理由はここ。

大切なのは、1つから順番に。まずは朝の換気から始めて、慣れたら次のコツを足していく。1週間で1つ、2ヶ月かけて10個になればそれで十分でございます。むしろ、それくらいゆっくりのほうが、しっかり身についてまいりますよ。

B. 「ズボラだから」と諦めて始めない

「私はズボラだから無理」とおっしゃる方が、本当に本当に多いんですよ。
でもね、ズボラさんこそ、この小さなコツが向いているんです。だって1つ1つが1分以内、ほぼタダ、がんばらなくてもできる工夫ばかりなんですから。

ズボラはむしろ強みなんですよ。「面倒くさい」と感じる気持ちがあるからこそ、面倒くさくない方法を選べる。これは、ご自身の正直な感覚を大切になさっている証拠なのです。

C. 完璧にやれない自分を責める

「毎日全部できなかった」と、ご自身を責めないでくださいね。
6割できれば十分合格でございます。週に5日窓を開けられたら、それで満点。3日のうち1日忘れても、まったくOK。

責めるのではなく、続けられた自分を、たくさん褒めてあげてくださいね。続けるコツは、自分への優しさでございます。


👉今日から始める「5つのステップ」

「10個もあると、何から始めたらいいかしら……」とお感じになった方へ、今日から無理なくスタートできる5つのステップをご紹介いたしますね。

ステップ1:明日の朝、起きたらまず窓を開ける

これが一番簡単で、一番効果の大きい一歩でございます。
5分でも、3分でも、もし寒ければ30秒でも構いません。朝の空気をお家に呼び込んでください。空気が変われば、お家の景色も少しずつ変わってまいります。

ステップ2:今日使った物を1つだけ、その場で戻す

テレビのリモコンでも、ハサミでも、何でも構いません。
1つだけ、その場で定位置に戻す習慣を始めてみてください。たった3秒のこの行動が、1ヶ月後には別人のお家を作ってくれるのですよ。

ステップ3:げんかんにフックを1個追加する

百円ショップの粘着フックで十分でございます。
バッグや上着を床に置かなくて済む「仕組み」を、たった100円で作れるんですよ。今日の帰り道に、ふらりとお店に寄ってみてくださいませ。

ステップ4:引き出し1つを7割まで減らす

キッチンでも、洗面所でも、一番気になる引き出しを1つだけ選んでください。
1日1個、明らかに使わないものを取り出していくだけ。これを1ヶ月続ければ、その引き出しは見違えるほど軽やかになっていますよ。

ステップ5:夜のお財布リセット

寝る前にお財布を開けて、レシートを全部出す。
たった30秒のこの習慣がね、お金とお家の両方を整えてくれるのです。お財布のサイズがすっと薄くなる感覚は、思った以上に気持ちのよいものですよ。


👉おわりに:小さなコツの力で、毎日がふわりと整う

皆さま、長いお話に最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

片付けは、もう「大がかりにやるもの」ではないのですよ。
1日1分の小さなコツの積み重ねで、お家は驚くほど変わってまいります。

朝の換気、その場で戻す、床にバッグを置かない、引き出し7割。マットを敷かない、朝の食器洗い、床に座らない、メモは1冊。レシートを毎晩出す、寝る前の1分拭き――。

この10のコツは、どれもほぼタダで、1分以内。
がんばる必要なんて、どこにもないんですよ。

皆さまは、決して怠け者なのではありません。ただこれまで、「大きすぎる片付け」を目指してきただけ。それは真面目で頑張り屋さんの皆さまほど、陥りやすい道なのです。

今日から「小さなコツ」に切り替えてみてくださいませ。
きっと1ヶ月後、3ヶ月後――お家の景色がふんわりと、けれど確かに変わってまいります。気がつけば、スッと片付く毎日が、皆さまの「あたりまえ」になっているはずですよ。

完璧でなくて、大丈夫。

  • まずは明日の朝、窓を5分開けることから。
  • 明後日は、ハサミを使ったその場で戻すことから。
  • その次の日は、げんかんに小さなフックを1つから。

そんなほんの小さな1分の積み重ねが、皆さまの暮らしを、ふわりと軽やかにしてくれます。

片付けマダムすみ子は、皆さまの毎日が、がんばらなくても穏やかに整っていく日々になりますよう、心から応援しておりますわ。

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それでは、また次のブログでお会いしましょうね。
ごきげんよう。